私の知っている範囲だけですが(当たり前か) 整数論:公開鍵暗号に利用されています. (この分野だけは,応用範囲がないとされていたんですけどね.) 線型代数:誤り訂正符号(今の携帯やCS,DVD,ハードディスクなどなど,広い意味での通信(場所だけでなく時間も)で用いられます.),暗号理論(符号系の暗号はこの理論も使います.),この理論は線形性を有するものの,共通の性質についても述べているので,適用範囲は異常に広いはずです. 群論:正確には有限体論ですが,誤り訂正符号に応用されています.有限体とは,文字通り要素が有限で四則演算のようなものが定義されている集合をいいます.余剰の計算において,その要素数を適当にすると,四則演算が定義できるので,有限体になります.これは,有限の数しか扱えないコンピュータでは非常に有効な理論となりえます. フーリエ解析:情報を通信しようと思ったら,これは欠かせない.通