経営/グローバル 2017.07.10 SoE、SoI、SoRとは?これからの基幹システムを考えるヒント 近年「SoE(System of Engagement)」という言葉をよく耳にするようになりました。これは、マーケティング技術の古典である「キャムズ」の著者、ジェフェリー・ムーアが2011年に発表したホワイトペーパー、「Systems of Engagement and The Furute of Enterprise IT」によって広まった概念です。 これまで企業のITシステムとは、個々に分断化された業務要件を満たすだけのものであり、統合もなく、もちろん顧客を視点にしたシステム設計をなど行うことはありませんでした。一方で、デジタル化社会を背景に顧客や一般消費者のニーズは急速に変化・多様化し、企業は厳しい競争環境に置かれています。 こうした激動のビジネス社会を勝ち抜き、存続するためには