地球は銀河系の中に含まれるため、我々はその一部しか見ることができない(この写真の天の川は1本の腕)。そのため天文学者は、天体間の距離を測るなど、別の方法を使って研究を進めている。(PHOTOGRAPH BY STEPHEN ALVAREZ, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) 銀河系のうち、太陽系を含む「腕」の部分が従来考えられていたより4倍も大きかったことが明らかになった。 オンライン科学誌「Science Advances」に9月28日付けで発表された論文によると、私たちの周りの星、ガス、塵が集まる領域は2万光年の長さを持つ。ローカル腕やオリオンスパー(弧)、またはオリオン・はくちょう腕などと呼ばれる部分だ。 つまり銀河系は、かつて科学者が考えていたよりも対称性が少し高く、規則正しい形をしていると、論文の共著者の1人で米ハーバード・スミソニアン天体物理学センター
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