Image credit: NASA アメリカ航空宇宙局(NASA)は11日、国際宇宙ステーション(ISS)に膨張式モジュールを追加するため、ビゲロー・エアロスペース社と契約を結んだと発表した。 ビゲロー・エアロスペース社は、ホテル王であるロバート・ビゲロー氏が、宇宙にもホテルを造る事を目指して設立したベンチャー企業だ。同社の最大の特長はインフレータブル・モジュールと呼ばれる膨張式の宇宙ステーションの技術を持っている所にある。これまでの宇宙ステーションは、打ち上げるロケットの大きさによってその大きさが制限されてきた。しかし打ち上げ時に萎ませておき、宇宙空間で膨らませることによって、格段に広大な空間を持つ宇宙ステーションを造る事ができる。このアイディア自体は昔からあったが、その構造ゆえに、放射線や、宇宙ゴミや宇宙塵の衝突に耐えられる機体を造るのは難しく、近年の強靭な素材の登場を待たねばならな