視覚というものはいわば能力の1つであり、動物たちは生き延びていくために、それぞれに特化したビジョン(視界)というやつを持ち合わせている。夜行性の動物なら夜に獲物が良く見えるようナイトビジョンに優れており、遠くの獲物を狙う動物なら、解像度の高いビジョンを持ち合わせている。 米メリーランド大学で視覚的生理学を研究している、トーマス・クローニンは、動物と人間の見え方をわかりやすく説明する為にこんな比較写真をつくりあげた。 モノを見るには、大きくわけると2種類の網膜細胞が関わっている。錐体(すいたい)細胞が、明るいところで色を識別し、桿体(かんたい)細胞が暗いところでモノの形を認識し、それら視覚情報を脳に伝える。新しい研究では目から脳に視覚情報を伝える"第3"の神経経路があり、モノの動きに関してはここから脳に伝えられるそうだ。(ソース) 人間の場合、3色型色覚と呼ばれる「赤・緑・青」の3種の光を網