農林水産省は、先週行われた備蓄米の3回目の入札結果を発表しました。落札価格の平均は、3月に行われた初回の入札と比べると、60キロ当たりで980円余り低下していて、一連の備蓄米の放出が価格の安定につながるか注目されます。 政府による備蓄米の3回目の入札は、おととし収穫されたおよそ10万トンを対象に4月23日から3日間の日程で行われました。 農林水産省が30日、発表した入札結果によりますと、落札率は99%とほぼ全量が落札され、落札価格の平均は消費税込みで60キロ当たり2万1926円でした。 落札価格の平均は、初回の入札と比べると980円余り、2回目と比べると450円余り低下しました。 これについて、農林水産省は、初回と2回目の入札では、去年、収穫されたコメが対象に含まれていたものの、今回・3回目は、対象がすべて、おととし収穫されたコメだったことが、落札価格の低下につながったのではないかとしてい
