近年のスマートフォン市場、特にハイエンドモデルにおいては、3.5mmオーディオジャック(イヤフォンジャック)を廃止する流れが定着しつつある。国内外の主要メーカーがワイヤレス接続への移行を理由に搭載を見送る中、実質的に唯一といえるほどかたくなにイヤフォンジャックを搭載し続けているのが、ソニーの「Xperia 1」シリーズだ。 ワイヤレスイヤフォンが全盛を迎えた現在、なぜソニーはハイエンドスマホに有線ジャックを載せ続けるのだろうか。単なる過去の仕様の残置なのか、それとも明確な技術的優位性と強いユーザーニーズが存在するのだろうか。 その背景にある音響設計の戦略を探るべく、ソニーでオーディオ開発と商品企画を担うキーパーソンに直撃した。取材に応じたのは、技術センター 音響システム技術部門 音響デバイス技術開発部 5課の池田有基氏と、同社 共創戦略推進部門 イメージングコミュニケーション商品企画部 2

