高市政権の支持率が下がりつつも高水準なのは、多少のインフレがあっても、景気が良いからである。4-6月期のCPI財は前期比+1.5と、物価高がぶり返したが、CTIマクロは実質前期比が+0.5で、実質賃金のプラス化を受け、消費は好調だ。背景にはAIブームがあり、政策が良かったわけではない。むしろ、センスのないことを言って、評判を下げてばかりだ。 (図) ……… 日本の経済運営のダメなところは、財政を計量的にコントロールできてないことだ。産業政策や消費減税でドカンと一発の政権側は元より、それでは破綻すると批判する側も、どのくらいの税収が見込め、どのくらいまで使えるかという計量的な観点が欠けている。定性的にしか議論できず、ともすれば政治姿勢の問題に遂してしまう。 議論のベースとなるべき中長期試算は、2026年度の税収が前年度決算より少ない予算数字のままで、使いものにならない。消費減税が見えていたの

