携帯電話を使う男性。フランス・カンヌで(2015年5月12日撮影、資料写真)。(c)AFP/LOIC VENANCE 【4月21日 AFP】イタリアの裁判所がこのほど、携帯電話の長時間にわたる使用が原因で良性の脳腫瘍ができたと訴えた男性労働者の主張を認め、社会保障当局に賠償するよう命じた。 イタリア北部イブレア(Ivrea)裁判所の判決は11日に言い渡されたが、20日に初めて公になった。今後、不服申し立てが行われる可能性もある。 訴えを起こしたのは、ロベルト・ロメオ(Roberto Romeo)さん(57)。裁判では、15年にわたり、仕事で日々3~4時間の携帯電話の使用を余儀なくされていたと話した。 ロメオさんは、携帯電話を悪者扱いしたくないとしながらも、使い方にはもっと気を付ける必要があると話す。そして、「最初は、右耳が常に詰まったような感覚があった。2010年に腫瘍と診断されたが、幸い