トップ > 特集・連載 > 検証と見解/官邸側の本紙記者質問制限と申し入れ > 記事 【検証と見解/官邸側の本紙記者質問制限と申し入れ】 (上)国、投入土砂の検査せず 「辺野古工事で赤土」は事実誤認か Tweet 2019年2月20日付朝刊 記者会見する菅官房長官=首相官邸で 首相官邸にある記者クラブの内閣記者会に上村(うえむら)秀紀・官邸報道室長名の文書が出されたのは昨年十二月二十八日。その二日前に行われた菅義偉(すがよしひで)官房長官の定例記者会見で、本紙社会部の望月衣塑子(いそこ)記者が行った質問に「事実誤認」があったとしていた。 「東京新聞側にこれまで累次にわたり、事実に基づかない質問は厳に慎むようお願いしてきた」。会見はインターネットで配信されているため「視聴者に誤った事実認識を拡散させることになりかねない」とし、「記者の度重なる問題行為は深刻なものと捉えており、問題意識の共有を