肥満は生活習慣病などの疾患のリスクを高めることが知られています。では、肥満を含む体重の変化と認知機能にはどのような関係があるのでしょうか。肥満と認知症の関係や認知症発症リスク、肥満の予防について解説します。 目次 肥満の人は認知症になりやすい? 肥満を予防し、認知症になりにくくする生活のコツとは 認知症の発症因子となりうる肥満を予防しよう (監修者)矢島隆二 先生 総合リハビリテーションセンター みどり病院 副院長 兼 認知症疾患医療センター 副センター長 脳神経内科・認知症・総合内科等専門医。新潟大学医学部卒業後、高度急性期医療から地域の総合病院まで幅広く臨床経験を積み重ね、新潟大学附属脳研究所で認知症の研究を行い、医学博士号を取得。現在は認知症や神経難病を中心に、リハビリテーションにも重点を置いた神経内科の臨床現場で活動中。認知症や神経難病などの治験も行うかたわら、講演や執筆にも精力的