タグ

ブックマーク / business.nikkeibp.co.jp (29)

  • 出版社の広告でわかる、新聞の読者キャラ:日経ビジネスオンライン

    池上 彰 (いけがみ・あきら)さん ジャーナリスト。1950年生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業後、NHK入局。社会部記者として経験を積んだ後、報道局記者主幹に。94年4月から11年間「週刊こどもニュース」のお父さん役として、様々なニュースを解説して人気に。2005年3月NHKを退局、フリージャーナリストとして、テレビ、新聞、雑誌、書籍など幅広いメディアで活躍中。2012年4月より、東京工業大学大リベラルアーツセンター教授として東工大生に「教養」を教えます。主な著書に『伝える力』(PHPビジネス新書)、『知らないと恥をかく世界の大問題』(角川SSC新書)、『そうだったのか! 現代史』(集英社)など多数。 さて、特ダネ、新年からの連載と見てきましたが、元日の新聞にはもうひとつ、興味深い点があります。 それは、書籍や雑誌の出版社が各新聞に出す広告です。この広告によって、それぞれの出版社が、それぞ

    出版社の広告でわかる、新聞の読者キャラ:日経ビジネスオンライン
  • 数年後、マンガ家の収入の3割は電子書籍から:日経ビジネスオンライン

    『スティーブズ』が、Web連載から雑誌連載へ行き着く道筋は? うめ:クラウドファンディングの中に「連載交渉権」というのがあって、手を上げてくださった編集部がいくつかありました。ただ基はWeb媒体を考えてました。 「ビッグコミック・スペリオール」編集長の菊池さんと会ったとき、「『スティーブズ』うちでも取りたかったね」とふと言っていただいて。 紙でやるということは、これまで2割仕事だったのを8割の方に持っていこうと考えられたということでしょうか。 うめ:そうなんですよねー。じつは1『大東京トイボックス』の後で描こうと思っていたお話があったんです。もう企画もできていたし、1話目のシナリオはほぼできている状態で、その先数話の展開もできている。なので、最初は小学館のWebで連載しようという案もあったんですけど、スペリオール編集部としてはやっぱり紙で描いてほしいと。 そうなると、パブー版のときのよ

    数年後、マンガ家の収入の3割は電子書籍から:日経ビジネスオンライン
  • 喫茶オダジマの休日:日経ビジネスオンライン

    昨年の11月に、自宅から徒歩2分ほどのところにあったファミリーレストランが閉店した。 以来、色々と困っている。 以前は、インタビュー取材や打ち合わせなど、ちょっとした会合は、ほぼすべてその店で済ませていた。 広さや雰囲気のこともあるが、地下鉄の駅から近くて、はじめて訪れる人が容易にたどり着ける立地が、待ち合わせに使う店として好都合だったからだ。 それが閉店されてみると、適当な店が見当たらない。 そんなわけで、次なる店を求めて歩きまわったわけなのだが、そうやって自分の住んでいる町を自分の足でひと通り歩いてみて、喫茶店という業態がほとんど死滅してしまっている現状にあらためて気付かされた次第だ。 おそらく、この10年ほどの間に、町から消えた店を3つ選ぶのなら、写真館と屋と喫茶店になるはずだ。 JRの駅の近辺で新しい拠点を探すことにした。 JRの赤羽駅は自宅から徒歩で10分ほど離れているのだが、

    喫茶オダジマの休日:日経ビジネスオンライン
  • 楽天の提案を蹴ったソニーの電子書籍事業の未来は?:日経ビジネスオンライン

    「米国のデジタルリーディング事業部の売却、もしくは提携の道はないだろうか」。 2013年4月、楽天子会社のKobo(コボ)のもとに、ソニーから1の連絡が入った。2006年に米国の電子書籍市場に参入したソニー。だが、端末からの利益を追わない米アマゾン・ドット・コムの電子書籍サービス「Kindle(キンドル)」に押され、存在感を示せずにもがいていた。 この申し出に対し、喜びを抑えきれなかったのが楽天だ。同社は2012年1月、3億1500万ドル(当時の日円換算で約236億円)でカナダのコボを完全子会社化し、アマゾン対抗勢力の一角に育てようと事業拡大を早めていた。

    楽天の提案を蹴ったソニーの電子書籍事業の未来は?:日経ビジネスオンライン
  • 「あまちゃん」最終回の前に読むべき「濃くて熱くて“薄い本”」:日経ビジネスオンライン

    いまや泣く子も黙る、それどころかテーマ曲が鳴ると踊りだす赤ちゃんもいるという「あまちゃん」。 このドラマを私が知ったのは、第1週の土曜日にBSで放送された「まとめあま」(1週間分の再放送)でした。 当時のツイッターで自分のつぶやきを振り返ると、出演陣の豪華さと小ネタの効いた脚、そして北三陸の海の美しさに魅了されています。 「いつか、この海を見に行きたい!」 その翌日に仙台へ用事のあった私は、久慈行きは叶わなかったものの、松島海岸まで足を伸ばし、北三陸の海に思いを馳せました。 これまで朝ドラを観る習慣などなかった私が、「あまちゃん」が始まってからは朝起きるのが苦痛どころか喜びに変わり、軽快な大友良英さんのテーマ音楽が目覚まし代わりになりました(今ではどんなに遅く寝ても、「あまちゃん」放送前に自然と目が覚める体質に。これぞ「あまちゃん」健康法!)。 ツイッターであまちゃん愛の濃さと広がりを知

    「あまちゃん」最終回の前に読むべき「濃くて熱くて“薄い本”」:日経ビジネスオンライン
  • 【特報】DeNA、「comm」事業を縮小へ:日経ビジネスオンライン

    染原 睦美 日経ビジネス記者 日経パソコン、日経ウーマンオンラインを経て、2013年4月から日経ビジネス記者。IT担当などを経て、日用品・化粧品担当。趣味は洗濯、昼酒、ピクニック。 この著者の記事を見る

    【特報】DeNA、「comm」事業を縮小へ:日経ビジネスオンライン
  • 宝島社の「社長兼マーケティング本部長」が意味するもの:日経ビジネスオンライン

    同社では、新設されたマーケティング部が書店営業や広告営業、宣伝や広報はもとより、編集局までも事実上統括する仕組みとなっている。経営トップが直接マーケティングにコミットしつつ、全社の様々な機能がマーケティングの観点から再編成されたと解釈できる。シンプルな理想型を具現化した組織体系ではないだろうか。 桜田氏はこう語る。「マーケティング会議発足前は、社内にマーケティングの『マ』の字もなかったし、編集も営業もそれぞれの役割を全うするプライドがあったはずです。会議という段階を経ないで、いきなりマーケティング部ができたとしても、決してうまく機能しなかったでしょう。これまで活動してきた成果が全社的にも認知され、理解を得たからこそ、今の体制が実現できたのだと思います」。 会議体だけ作ってみても…… 一方で、桜田氏はこんな警鐘を鳴らす。「単に会議体という仕組みだけを作っても、うまくいくとは限りません」。

    宝島社の「社長兼マーケティング本部長」が意味するもの:日経ビジネスオンライン
  • 経営者よ、広告代理店に“カモ”られるな!:日経ビジネスオンライン

    通販王国と言われる九州で、一貫してダイレクトマーケティング型ネット広告に従事し、担当した全てのネット通販広告主を大成功させてきた、売れるネット広告社の加藤公一レオ(LEO)。 その実践経験とノウハウをもとに、ネット広告のレスポンスを確実にアップさせてしまうことから、クライアント企業から「レスポンスの魔術師」との異名を取り、昨年の「ad:tech tokyo 2012」では、公式カンファレンス人気スピーカー第1位を獲得。そんな今、ネットマーケティング界で波に乗っている売れっ子のLEOが、タブーを恐れず、ネット広告で“売れる”ノウハウ(仕組み)を徹底的に大公開する。 ネットでモノを売る効果的な方法を音で大公開 この連載の目的はたった1つ。 あなたのネットマーケティングを大成功させること。 日からこの「日経ビジネスオンライン」に執筆させていただくことになった。 世の中には「ネットマーケティン

    経営者よ、広告代理店に“カモ”られるな!:日経ビジネスオンライン
  • 本格派シンガーの創作の秘密は浅田次郎のあの小説にあり:日経ビジネスオンライン

    テレビ東京系「ワールドビジネスサテライト(WBS)」の「スミスの棚」は、作家やスポーツ選手、映画監督などがゲストとなって自分のとっておきの一冊を紹介するコーナー。オンエア時間はわずか5分であるにもかかわらず、紹介されたは翌日書店の店頭で売り切れ、出版社が即座に増刷を決めるほどの人気ぶり。そのコーナー3周年と書籍化第2弾『スミスの棚 新しい自分が見つかる読書』の発売を記念して、代官山蔦屋書店のライブラリー&ラウンジ「Anjin」にて公開収録が行われました(オンエアは4月17日)。ゲストは好きアーティストのJUJUさん。テレビ東京アナウンサーの森智子さんがその創作と読書の関係に迫ります。 森:今回の「スミスの棚」のゲストはJUJUさんです。どうぞよろしくお願いします。 JUJU:よろしくお願いいたします。 森:今日はお客さんを入れた公開収録ということで、書店のラウンジをお借りし

    本格派シンガーの創作の秘密は浅田次郎のあの小説にあり:日経ビジネスオンライン
  • 青春の怒りとカネ:日経ビジネスオンライン

    30年以上もマンガ家をやってると(驚かないでください。やっているのです)積極的に思い出したくない、思い出して書いたところで、評判は落としても、業の営業的にはあまり得にならない過去もある。 マンガ家は、才野茂と満賀道雄がたくさん仕事を受けてしまったはいいが帰郷後に完成することが出来ず干されてしまったあのエピソードのようなトラウマを、誰しも心のまんが道袋に抱えているものなのだ。 これは私の場合に限った話だが、思い出したくないのは、それが単に腹立たしい話だからではない。思い出した瞬間に「あああああ」と声に出して頭を掻きむしりたくなるような、自分の若気の至りや無知や思い上がりや愚行もまた、高田社長の筑肥訛りの甲高い声とともに漏れなくワンセットでついてくるからだ。 あらゆることを笑いで相対化するのが信条のギャグマンガ家ではあるが、それでもなかなか重すぎて、うまくギャグに落とし込めない種類の若いころ

    青春の怒りとカネ:日経ビジネスオンライン
  • 世界最強の食材、「唐揚」が日本と世界を救う:日経ビジネスオンライン

    鈴木 信行 日経ビジネス副編集長 日経ビジネス、日経済新聞産業部、日経エンタテインメント、日経ベンチャーを経て2011年1月から日経ビジネス副編集長。中小企業経営、製造業全般、事業承継、相続税制度、資産運用などが守備範囲。 この著者の記事を見る

    世界最強の食材、「唐揚」が日本と世界を救う:日経ビジネスオンライン
  • あなたがプロなら電子出版で自分を高めよう:日経ビジネスオンライン

    谷島さん いつもお世話になっております。だいぶ寒くなってきました。お変わりありませんでしょうか。ご無沙汰していましたが近況のご報告です。 アマゾン・ドット・コムの電子書籍端末Kindleが国内で発売され、いよいよ電子出版の波が押し寄せてきました。当方もこの波に乗り遅れないように、日11月24日、Kindle版の電子書籍を出版いたしました。 3日前に出版を思いつき、数年前から書きためていたコンテンツを昨日アマゾンに電送したところ、何と24時間後に出版されました。私にとって初の“詩集”です。 『マネジメント詩集 The Essentials for Management Professionals』 この仕組みは凄いと思います。電子出版ではアマゾンが覇者になる予感がします。よろしければご笑覧ください。 励みになりますので、ご感想、ご鞭撻などいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします

    あなたがプロなら電子出版で自分を高めよう:日経ビジネスオンライン
  • キンドル上陸、二刀流の切れ味:日経ビジネスオンライン

    小板橋太郎 前日経ビジネス編集委員兼副編集長 1991年立教大学文学部史学科卒、日経済新聞社入社。整理部、社会部、産業部などを経て2011年から日経ビジネス編集委員。現在は日経済新聞社企画報道部デスク この著者の記事を見る

    キンドル上陸、二刀流の切れ味:日経ビジネスオンライン
  • ミシマ社、京都の一軒家からの出版革命:日経ビジネスオンライン

    チームプレーは日の「お家芸」とよく言われる。一人ひとりの力は小さくても、チームとして各自の役割を決め、知恵を出し合い、励まし合って取り組めば、不可能を可能にすることもできる。それこそ組織の力だ。 「日経ビジネス」は10月22日号で「奇跡を起こす すごい組織100」と題した特集をまとめ、企業や団体から復興支援やスポーツ、先端科学研究のチームまで、成果を上げているすごい組織を100事例取り上げた。この特集と連動して、「日経ビジネスオンライン」では5回にわたり、一般にはあまり知られていないすごい組織の実像を紹介する。 2回目は「原点回帰の出版社」を標榜する異色の出版社、ミシマ社を取り上げる。同社は取次を通さず、全国の書店と直取引するなど出版改革を進めている。8月に発刊した『THE BOOKS 365人の屋さんがどうしても届けたい「この一冊」』などが話題を呼んでいる。 JR京都駅から近鉄京都線

    ミシマ社、京都の一軒家からの出版革命:日経ビジネスオンライン
  • 細かいことで騒いでいるのは少数派ですよ~楽天・三木谷社長、Kobo騒動を語る - 日経ビジネスDigital速報

    7月19日に電子書籍端末「kobo touch(コボタッチ)」を発売した楽天。7980円と破格の価格を設定し、テレビCMを含む大々的なプロモーションを展開した。しかし、初日から「初期設定ができない」「アプリケーションが動かない」「英語と日語の書籍が混じっている」など、様々な苦情が殺到。同社は急遽、サポート人員を増強し、対応時間を24時間に拡大するなど、事態の収拾に追われた。 「読書革命」を謳い、成功を疑わなかった楽天の三木谷浩史会長兼社長は今、何を想うのか。単独インタビューで語った。 ――色々トラブルが起きましたが現状は。 三木谷:いや、いいですよ。初期設定の問題で細かいトラブルはあったけど、2日以内に解消できたし、コールセンターも24時間対応にしたし。アクティベーション(利用できる状況にセットアップすること)した人が購入者全体の95%を超えていますからね。そして、何よりコンテンツが売れ

    細かいことで騒いでいるのは少数派ですよ~楽天・三木谷社長、Kobo騒動を語る - 日経ビジネスDigital速報
    ayohata
    ayohata 2012/07/27
    "販売台数は10万台弱程度で、年内目標は100万台。"台数、言っちゃった。
  • 「『孤独のグルメ』の音楽はJASRACフリー、どうぞみんなで使ってください」:日経ビジネスオンライン

    山中 浩之 日経ビジネス副編集長 ビジネス誌、パソコン誌などを経て2012年3月から現職。仕事のモットーは「面白くって、ためになり、(ちょっと)くだらない」“オタク”記事を書くことと、記事のタイトルを捻ること。 この著者の記事を見る

    「『孤独のグルメ』の音楽はJASRACフリー、どうぞみんなで使ってください」:日経ビジネスオンライン
  • 「日本での電子書籍サービス、まもなくお披露目だ」:日経ビジネスオンライン

    カナダに拠点を構え、グローバルで電子書籍ビジネスを展開しているコボ。日では楽天が2011年11月に3億1500万ドル(日円で約236億円)で買収を発表し、注目を集めた。カナダの大手書籍チェーン、インディゴ・ブックス・アンド・ミュージックの子会社として2009年に創業。その後、米国の第2位の書店チェーン、ボーダーズ・グループと提携したものの、同社が破綻。米国では事業展開の足場を失った。現在では、家電量販店との提携で端末販売網を再構築している。 コボは日でも7月に電子書籍ビジネスを始める。日市場開拓を目前とした6月5日には米アマゾン・ドットコムの自費出版サービスに対抗する「Writing Life(ライティング・ライフ)」を発表。6月末にも個人や中小出版社の自費出版をサポートするサービスを始める。こうした中、コボのマイケル・サビニスCEO(最高経営責任者)が日経ビジネスの独占インタビュ

    「日本での電子書籍サービス、まもなくお披露目だ」:日経ビジネスオンライン
  • 「顧客中心」と言い張る企業の“嘘”を教えよう:日経ビジネスオンライン

    ベゾス:「地上で最も顧客中心の会社」が私たちのビジョンです。そして、望んでいるのは、まったく異なる業界からもアマゾンが手にされるようになること。「あのような卓越した顧客経験を我々の産業でも実現したい」と言われるようになりたいですね。 そのために我々は「品ぞろえ」「利便性」「低価格」という3つの要素を大事にしています。この3つは密接に結びついているものです。まずは、品ぞろえから始まります。顧客が求める品物がなければ、価格がどれほど安くても、どれほど速く届けられても意味がありません。 しかし、品ぞろえが充実していても、届けるのが非常に遅かったり、価格が安くなければ顧客にとって意味がありません。この3つの要素を全て改善していくためにエネルギーとリソースを注ぎ込んでいます。 「競合の名前を挙げるのは顧客中心主義ではない」 アマゾンの顧客中心主義の徹底は広く知られています。しかし、ほかの企業の経営

    「顧客中心」と言い張る企業の“嘘”を教えよう:日経ビジネスオンライン
  • 電子書籍は紙の市場を食ってしまう?:日経ビジネスオンライン

    (前回から読む) 橘川:僕はもともと学生時代にロッキングオンを創刊して、雑誌からスタートしたわけですよ。だから実は、書籍って、あんまり肌が合わない(笑)。 古い出版社って、雑誌部と書籍部とあって仲が悪かった。なぜかというと方法論が違うんです。雑誌は、今起きてる現象の質を即座に多くの人に伝えるのが役割で、書籍は現象をじっくり検証して一つの作品に仕上げるものですよね。 60年代から70年代にかけて、新雑誌がどんどん創刊されたけど、90年代以降って、創刊雑誌が少しも新しくない。古い雑誌の焼き直しだったり、対象世代を代えたりしたものばかりで。なぜかというと、雑誌の役割を一番吸収したのがインターネットなんだと思う。70年代の「ぴあ」は間違いなく新しかったが、それはインターネットの時代を先取りしていたからで、インターネットが出てくれば不要になった。 「ポパイ」の新しさはPOPEYEというコラムがあっ

    電子書籍は紙の市場を食ってしまう?:日経ビジネスオンライン
  • 「まとめサイト」が電子書籍に起こす革命:日経ビジネスオンライン

    10年ほど前、日の大手家電メーカーが「電子書籍」に取り組んだことがある。家電メーカーは自動車と並んで戦後の日を大きく発展させた車輪の一つである。家電メーカーは、それまで肉体労働であった家事労働を代替する家電を生み出したり、若者たちを中心とした音楽や映像などの新しいカルチャーに対応したオーディオ機器を開発したりして、多くの人の支持を集め、新しいマーケットを創造した。 しかし、社会が豊かになってくると、それらの商品は登場した時の衝撃が薄れ、新製品が少しも新しい感動を引き起こせなくなっていった。製造メーカーのビジネスモデルは製造して販売して終わりである。商品が成熟化してくると、メーカーごとの同等商品の価格競争がはじまり、やがて、それまで下請けに使っていたアジアの工場が技術力とノウハウを習得し、日を追い上げてくるようになった。 家電メーカーが開発した電子書籍は敗退 家電メーカーの中で危機感を

    「まとめサイト」が電子書籍に起こす革命:日経ビジネスオンライン