お世辞にも日本の認知科学を巡る状況は褒められた状況ではない。書籍に関しても、私がこのブログを書き始めた十年ちょっと前に比べればかなりマシになったとはいえ、全体的に見れば楽観視はできない。それでも一般向け読み物としての入門書はいくつかあって、古典的な入門書であるピンカー「心の仕組み」も手に入れやすくなっているし、最近だと去年出たスローマンら「知ってるつもり」が実は認知科学読み物だっりする。 しかし、これらは一般向けの入門書なので認知科学の基礎や全体像が勉強できるわけではない。そこで、最近の認知科学の教科書がどんなものなのか?をネットで調べてみると、なぜか普通に幾つかの新しい書籍のPDFを手にれることができることが分かった。そこでそれらを紹介してみたい。 認知科学を分野別に紹介した約十年前の本 Jay Friedenberg&Gordon Silverman"SCIENCE COGNITIVE
Next: PrologueSociety of Mind The Society of Mind Written by Marvin Minsky Formatted for the web by Dylan Holmes prologue1 Building blocks1.1 The agents of the mind1.2 The mind and the brain1.3 The society of mind1.4 The world of blocks2 Wholes and parts2.1 Components and connections2.2 Novelists and reductionists2.3 Parts and wholes2.4 Holes and parts2.5 easy things are hard2.6 confusion2.7 Are p
最近になって人工知能を扱った漫画は増えているが、この前はキンドルで「バディドッグ」が無料で試し読みできたので読んでみた。(残念ながら?)人工知能を扱った漫画の多くは現実の人工知能の進展とは無関係な純粋なSF的設定であることが多く、単なるフィクション(虚構)以上でも以下でもなく、認知科学オタクの私が述べるべきことは何もない。そんな中でもロボット開発を扱った漫画「アイアンバディ(1) (モーニング KC)」は有名な科学技術ジャーナリストが監修に関わっていたせいか、第一巻を読んだときはロボット(人工知能)についての設定がリアルなせいもあって夢中になり、ケチな私には珍しくその第二巻を有料で手に入れた。しかし、第二巻の半ば辺りから人工知能に関しての設定のリアリティーが失われてしまって(人工知能の能力が過剰になっていて)がっかりした覚えがある。それに対して漫画「バディドッグ (1) (ビッグコミックス
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