毎年12月に東京で実施される柔道の嘉納杯東京国際が今年から「グランドスラム東京」に衣替えされることが16日、講道館の理事会で報告された。 国際柔道連盟(IJF)のポイントランキング制導入で、同大会がグランドスラム(四大大会)に組み込まれたためで、4月に交代した講道館の館長職に続き、「嘉納」の名が大会名称上からも消えることになった。 大会運営も、講道館と全日本柔道連盟の共催から、IJF主催に変更される。上村春樹館長は「IJFから他のグランドスラムと名称を統一したいとの要望があった。嘉納師範の名は別の大会に冠するなど考えていきたい」と語った。今年のグランドスラム東京は、12月11〜13日に東京体育館で開かれる。