IEの独自拡張filterプロパティでCSS3を再現 前回紹介したCSS3の機能は、Internet Explorer(以下IE)8以下ではサポートされていません。今回は、クロスブラウザなテクニックとして、IEの独自拡張であるfilterプロパティを使ってCSS3の表現を再現する方法を紹介します。 filterプロパティは、テキストや画像を透過させたり、影を付けたり、色を変えたりと、さまざまなフィルタ効果を指定できるIE独自のCSSプロパティです。これらのフィルタ効果を利用すれば、画像やJavaScriptを利用せずに、CSS3のようなドロップシャドウやグラデーションなどの表現ができます。 filterプロパティには、IE 5.5以上で使用できる効果と、IE 4以上で使用できる効果があり、書式がそれぞれ異なりますので注意しましょう。本稿では混同しないように、より広い機能に対応している、IE