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ブックマーク / www.enpitu.ne.jp (4)

  • 活字中毒R。

    「マンガ入門」(しりあがり寿著・講談社現代新書)より。 【自分がサラリーマン時代にクリエイターに何か発注する時考えたのは「敷居の高い人に発注するか?」「敷居の低い人に発注するか?」でした。 パッケージやポスターにはいろいろなデザインの仕事があります。全てが誰も見たことのないようなオリジナリティとクオリティをかねそなえた立派なものである必要はない。バリエーションでいいもの、サイズ対応でいいもの。ある程度保守的な市場向けで逆に個性的すぎるデザインはリスクが高いもの。そういった仕事が案外多い。 それらはいわゆる「センセイ」とか「アーティスト」ではなく、普段いっしょにお酒を飲むような、ギャラもそんなに高くなく、スケジュール的にも無理を聞いてくれて、しかもデザインを改悪するようなスポンサーサイドの事情もくんでくれるような、そういった、「敷居の低いデザイナー」にお願いすることがほとんどでした(もちろん

    azmin
    azmin 2006/09/20
  • 活字中毒R。

    「この文庫がすごい! 2006年度版」(宝島社)より。 (多孝好さんへのインタビュー記事の一部です。インタビュアーは杉尚子さん) 【インタビュアー:ところで多さんの文庫には、巻末に解説が付けられていませんね? 多:文庫を手に取った時に、まず解説から先に読むという人もいるじゃないですか。僕もわりとそうなんですけど、でも解説を読んで買う、買わないを判断するなら、そのぶん中身の文章を1ページでもいいから、いや3行でもいいから読んでみて、そのうえで読むどうか決めて欲しいと思ってるんです。 インタビュアー:しかし逆に、解説を楽しみにしている読者もいるのでは? 多:それはその通りだと思います。ある編集者さんが「一冊のを読み終わった時、いいものだと感じた読者というのは、その感情を誰かと共有したがるもの。そのために解説はとても有用である」ということをおっしゃっていて。賛同される方も多いのでし

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    azmin 2006/08/11
  • 活字中毒R。 - 新潮文庫の背表紙の秘密

    「この文庫がすごい!2005年度版」(宝島社)より。 (作家・伊坂幸太郎さんのインタビューの一部です。取材・文は、友清哲さん) 【伊坂:自分が新潮社でデビューしたからというわけではないんですけど、新潮文庫は背表紙のカラーが作家ごとに決まっていたり、いろいろ工夫されている点が好きですね。 インタビュアー:あ、ホントだ!『オーデュポン(の祈り)』はホワイトですが、『ラッシュ(ライフ)』は水色ですね。 伊坂:一冊目はみんな白と決まっているそうなんですが、二冊目から色が付く。だから今後『オーデュポン』も重版されることがあれば、この水色が付くそうです。 インタビュアー:なるほど! これが新潮文庫における伊坂さんのイメージカラーになるわけですね。 伊坂:何色がいいか聞かれて「薄い青」と答えたら、同系統の色を何パターンか見せてくれて、そこから選ばせてもらったんです。面白いですよね。 インタビュアー:とこ

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    azmin 2006/06/18
  • 活字中毒R。

    『オール讀物』2006年3月号「第134回直木賞決定発表」より。 (『容疑者Xの献身』で、第134回直木賞を受賞された、東野圭吾さんの自伝エッセイ「楽しいゲームでした。みなさんに感謝!」の一部です) 【そして7月2日の午後7時半頃、運命の電話が鳴った。 「おめでとうございます」 この台詞を耳にした時には、頭がくらっとした。新しい世界への扉が開かれる音がはっきりと聞こえた。 事実、それからほんの少しの間はバラ色だった。単行の『放課後』は十万部も売れた。週刊文春のベストテンで1位にも選ばれた(当時が乱歩賞作品が1位になるのがふつうだったが、そんな事情は知らなかった)。 しかしそんなものが長く続かないことは私にもわかっていた。ここが勝負所だと思った。それで会社を辞めて上京することを決心した。 ところが上京後に会った編集者は明らかに困惑していた。 「あんなにいい会社、よく辞める決心がつきましたね

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    azmin 2006/03/11
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