◇不妊手術し住民飼育 千代田区のボランティアグループ「ちよだニャンとなる会」などが14日、保護された野良猫などの譲渡会を行う。同会は、区内の野良猫に去勢手術を施し、地域住民らが共同で飼育する「地域猫」にしたり、飼い主を探す譲渡会を開催したりして、2011年度から区内での「殺処分ゼロ」を実現させた。今回は、被災地支援の一環として仙台市内で保護された猫約15匹の飼い主も探している。(石川剛) 丸の内のビジネス街に、夕刻になると猫が集まる一角がある。周辺で働く会社員らが地域猫に毎日、エサをやっている。「ダイブツ」と名付けられたオス猫は、工事フェンスの隙間から顔を出すと、恐る恐るエサに近づく。右耳の先にカットが施されているのは去勢手術を終えた印だ。ダイブツは、皿に盛られたキャットフードを一気に平らげると再び姿を消した。 同会のメンバーで、ここでエサをあげている東敦子さん(46)は、「私たち猫好きは