北海道を相次いで襲った台風の被害で運休していたJR石北(せきほく)線が1日、41日ぶりに全線で運転再開した。生産量日本一の北見産のタマネギを運ぶ臨時貨物列車(通称・タマネギ列車)も夕方に動き出す。水害の打撃を受けた産地では、全国への輸送の要の「復活」に期待が高まる。 JR北見駅(北見市)構内で午前7時、コンテナの積み込み作業が始まった。1日までに集荷したタマネギなどを満載した55個のコンテナを載せ、午後6時40分、北旭川駅に向け発車する。 北見市は全国の2割を占める最大の産地。8月に三つの台風が上陸して河川が氾濫(はんらん)し、道内のタマネギ畑1122ヘクタールで出た約26億円の被害は、北見地方に集中した。石北線の路盤も流出し、北海道産が市場で最も扱われる時期の流通が滞るなどし、価格高騰の一因となった。 「おいしいタマネギをまた送っ…
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