Abstract 岐阜県神岡の地下に設置されたニュートリノ検出器「スーパーカミオカンデ」。 検出器本体は直径 40m 高さ 40m の水槽に 50,000 トンのタンクとそこに蓄えら れた超純水、そして約 12,000 本の光電子増倍管。純水中で電荷を持った高速の 粒子がつくり出す微弱な「チェレンコフ光」を光電子増倍管で観測することで、 ニュートリノを観測したり陽子崩壊の兆候を探そうとしています。 光電子増倍管は常時微弱なノイズをだしているため、約 12,000 本の光電子増倍 管から収集されるデータ量は 300MB/s 以上。このノイズの山から欲しい「事象」 を選びだし、記録するシステムが必要となります。 太陽や空気(大気)で作られるニュートリノは常時観測できますが、超新星はこの 銀河中では30年から50年に1回だけ。いつとんでくるかわかりません。また、陽子 崩壊もいつ起きるかわかりませ