西アフリカで患者が増え続けているエボラ出血熱について、フランスなどの研究チームは、今回の感染の1例目の患者は去年12月に死亡したギニアの2歳の子どもではないかと指摘する論文を発表し、感染拡大の経緯を知る手がかりになるとして注目を集めています。 論文を発表したのは、フランスやドイツの研究者などでつくる国際共同研究チームで、アメリカの医学誌「ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」にことし4月、掲載されました。 研究チームは、ギニア南部のゲケドゥー県など、ことし3月、感染の広がりが最初に報告された地域に注目し、患者20人から採取された血液を解析するとともに残されたカルテなどの医療記録などをたどって感染の経緯を調べました。その結果、ゲケドゥー県のメリアンドゥという村で、去年12月、熱やおう吐など、エボラ出血熱が疑われる症状を訴えて死亡した2歳の子どもが今回の感染の1例目の患者ではない
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