それは長年語り合われてきた大きなテーマでした。 賛否両論あるところですが、「プロレスには台本がある」というのを前提にした漫画が9月8日に発売されます。 題名は任侠姫レイラ 1 (少年チャンピオン・コミックス)。 この作品が描いているのは勝ち負けではない。「プロの魂」です。 プロレスは確かに力と技の競い合い。じゃあ単純に強ければいいのか? 相手の技を避けまくってボコボコにすればいいのか? 断じて否! なぜプロレスラーは相手の投げ技をわざわざ避けずに食らうのか、なぜプロレスラーは自分が殴ったあと、相手に殴られるのか。『任侠姫レイラ』が描こうとしているのはそこなんです。 確かに仰天するような技で相手を倒すプロレス漫画も爽快で面白いのですが、この作品においては勝ったほうが偉いんじゃないんです。だって、この作品のプロレスは「台本(ブック)」があって、勝ち負けは最初から決まっているんだから。強い「だけ