東京都の舛添知事が国際交流の研究資料などとして政治資金で購入していた多数の美術品についてNHKが調べたところ、一部はアメリカの現代アートの芸術家が友人に宛てて書いたとされるイラスト入りの手紙などだったことが分かりました。 これについて、舛添知事は「書や浮世絵の版画などを国際交流に活用している。美術が趣味なのは確かだが、仕事と自分の趣味は分けている」と説明していますが、どのような美術品を購入したのかなど詳しい情報は明らかにしていません。 NHKは購入の実態を調べるため舛添知事と取り引きした業者を取材したところ、複数の業者が取材に応じました。 それによりますと、平成24年7月に3万1000円で購入した美術品は、現代アートの芸術家でアメリカ人のキース・ヘリングが友人に宛てて書いたとされるイラスト入りの手紙だったことが分かりました。また、平成25年8月には、画家の吉川三伸が描いた油絵の抽象画「黄昏