ロングテールは「もうかる」のか? まず、アマゾンの損益計算書を、他の主要ネット企業と比較した図2をご覧いただきたい。1ドル=115円として換算した。 アマゾンはグーグルやイーベイよりも売り上げは大きいが、粗利率はたったの24.0%。ネット以前の通販は、健康器具、健康食品、下着など、粗利率が5割とか7割ある商品でしか成立しえなかった。2割ちょっとの粗利の商品でも「通販」できるようになったというのは、確かにネットやIT技術の画期的な成果だとも言える。 ちなみに、日本で書籍や文具を扱う丸善の2006年3月期の連結売上高は834億円。アマゾンよりは1けた小さいが、粗利率は23.9%でアマゾンとほぼ一緒だ。 図3のように、丸善の粗利率とアマゾンの連結粗利率を比べると丸善の方がずっとアマゾンを上回ってきた。日本にアマゾンが上陸したのは2000年11月からだ。それ以降、アマゾンの粗利率は改善して
Black Hatのようなカンファレンスのすばらしい点の1つは、新しい友人ができることである。とりわけ、才能に恵まれた相手に着ていたLinux Tシャツを褒められたような場合はそうだ。こうしてお近づきになったのがTerri GilbertとBecky Baceの両女史、これまでに出会ったギークやセキュリティ専門家の中でも最も注目すべき2人だ。年齢を推測するような野暮な真似をするつもりはないが、多分「お婆さんハッカー」と呼んでも彼女たちは気を悪くしないだろう。 カリフォルニア州出身の奇才Terriは、もう50年もコンピュータに関わっている。一方、アラバマ州出身のBeckyは自他共に認める実績を持ち、16年間、国家安全保障局(NSA)にいた彼女は、1980年代にNSAで開発されていた最初の侵入検知システムのプロジェクトマネージャを務めた。 現在、TerriとBeckyはInfidel, Inc
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