国指定重要文化財の日本橋(東京都中央区)の上を走る首都高速道路の地下移設について、国土交通省などの検討会は22日、神田橋ジャンクション(JCT)~江戸橋JCT間の一部の約1・2キロメートルを地下化するルート案を決めた。都市計画法に基づく手続きを経れば正式決定となる。 現在、神田橋JCT~江戸橋JCT間は、日本橋や日本橋川をふさぐように高架がかかっている。ルート案ではこの高架を撤去。かわりに新たにトンネルを約700メートル掘り、バイパスとして付近に元々ある八重洲線の地下部分約500メートルとつなげる。 もっとも、地下には上下水道、電力、通信、ガスなどのインフラ施設が網の目のように張り巡らされ、半蔵門線、銀座線、浅草線といった地下鉄も走る。最も深くて地表から二十数メートルを、障害物を避けながら川沿いを掘り進める。難工事になり、事業費は数千億円に達するとみられる。 周辺では民間事業者による大規模
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