先日『鬼滅の刃』遊郭編の放送がスタート。ツイッターでは放送20分で世界トレンド1位になり、「開始早々泣ける」「もう涙が止まらない」などと反響を集めた。原作のコミックは、『第14回オリコン年間“本”ランキング2021』で2年連続年間コミック1位を獲得。最終巻は「年間コミックランキング」史上初の最高期間内売上となる517.1万部を売り上げ(※)、上半期同ランキングに続いて1位に輝く快挙。あらためて同作が人気を獲得し続けている理由とは? 『プロが語る胸アツ「神」漫画1970-2020』(インターナショナル新書)の著者・きたがわ翔氏に話を聞いた。 努力の過程が“しつこく描かれない” 現代漫画の新たな潮流 著者は『19<NINETEEN>』『B.B.フィッシュ』『ホットマン』(すべて集英社)などの作品でおなじみのきたがわ翔氏。きたがわ氏の特異な点は、「漫画愛」の深さもさることながら、1970年代から
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