単純な「正義と悪」の図式をひっくり返すような最終回で衝撃を与えた『無敵超人ザンボット3』。圧巻の最終回には、当時の制作スタッフのみが知る裏話がありました。 衝撃的なストーリーや「人間にとっての正義とは何か?」を問うテーマなど、制作から半世紀近く経った今でも、アニメファンの中に強い印象を刻みつけているロボットアニメ『無敵超人ザンボット3』。 1977年の秋から半年、全23本、それまでの下請け制作会社と制作現場を脱却し、新生のオリジナル制作会社として設立された「株式会社日本サンライズ」が、初めて世に送り出したのが『ザンボット』です。 腕白な中学一年生「神勝平(じん・かっぺい)」の住む平和な港町に、突如、謎の怪物「メカブースト」が出現。それは「ガイゾック」と名乗る宇宙人が操る地球人殲滅用のロボットでした。立ち向かったのは、かつてガイゾックに滅ぼされた星から密かに地球にやってきた宇宙人の末裔「神フ