2009年から早稲田慶應の東京圏出身者比率は上がり続け、今では8割近くが東京圏出身で占められている。当然この傾向は大企業正社員へスライドする。「大学は田舎者の集まり」であった時代から、いつの間にか明確な棲み分けがされている。 これはマジョリティの就職先が転換したことを意味している。就職先が変われば当然人生設計も変わってくる。 30代の私には次のような感覚がある。 キャリアの積み方は定石と期限があり、ある年齢までにチェックマークがついていないと自動的にルートが閉ざされるゲームになっている。女性の場合は出産がマイルストーンになっている恋愛・結婚・出産レースがある。 しかし、この考え方は実はすでに「エリート層」*1に局在化していて、もはや限られた人間の特権的な人生設計になっている。というか、大多数の10代から見たらもうゲームとして全然うま味がない。 キャリアやお金は最終目的ではなくそのゲームで得