資源開発は「共存共栄」で 2008年12月15日 経済・ビジネス国際情勢 コメント: トラックバック (0) (これまでの 藤井敏彦の「CSRの本質」はこちら) 前回、韓国の大宇ロジスティクスのマダガスカルへの農業投資に対する批判を概観しました。じゃ、あのような批判を受けず、かつ食料の供給を確保するためにどうすればよいのか。 一言で言えば、地元の農家を支援して彼らの生産性向上を図る、ということに尽きます。ファイナンシャル・タイムスの結論もそのようなものです。そのためには農家はもちろん、地元の自治体など広く地域社会の関係者(ステークホルダー)と話し合いながら彼らの利害、意向をきちんと受け止めながら開発プロジェクトを設計することが前提となります。 ステークホルダーとの協力は森林資源の分野で進んでいます。目的もはっきりしています。拙著「グローバルCSR調達」より引用します。 「自然資源の調達につ