<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2009年05月06日 (水)視点・論点 「父子家庭の現状とその支援」 神戸常盤大学短期大学准教授 小崎 恭弘 1.父子家庭の現状 5月5日は「こどもの日」ですが、この日は一体どのような日なのでしょうか?皆さんはご存知ですか。「国民の祝日に関する法律」においてこの日は、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する。」と定められているのです。つまりこの日は子どもにとってのお祝いの日ではなく、子どもを産んでくれた母親に対して感謝をする日なのです。これは一つの例ですが、子育てにおいては特に母親がその中心的な存在と考えられ、父親が子育てにかかわるということはあまりこれまでは想定されていません。 そのような中で、父親が子育てを懸命にしている家族があります。それが父子家庭です。 今日は父子家庭とその支援についてお話をしたいと