ビジャレアル戦で退場処分を受けたS・ラモス(右)。マドリー寄りのメディアはこの判定が厳しすぎるという主張を繰り返している【Getty Images】 クラブワールドカップの期間中、横浜F・マリノスの練習場があるマリノスタウンに設置された「ラ・ボティガ・デル・バルサ」を訪れる機会があった。バルセロナのあらゆる公式グッズが並ぶその店で目にした「フットボール・デ・ポセシオン(ポゼッションサッカー)」というキャッチフレーズは、何十年も前からクラブが培ってきた理念を端的に表現するだけでなく、今やマーケティングの観点においても大きな意味を持つ言葉となった。 ブエノスアイレスをはじめ、中南米やアフリカのどの国のダウンタウンを歩いていても、すぐに横浜と同じような光景に出会うことができる。子供たちが着ているユニホームの大半は青とえんじ色の縦じま模様であり、しかもほとんどの場合それは最新のモデルである。