「ライドライクアガール」は前評判の良さを聞いていたし、久しぶりの本格的な競馬映画ということで、かなり期待して公開初日に観に行った。期待値のハードルはかなり高かったにもかかわらず、決してそれを下回ることのない、まさに期待どおりの素晴らしい映画で安心した。競馬ファンはよりいっそう楽しめるが、競馬を知らない人が観ても単純に心を動かされる映画である。このような映画が出てきてくれると、いち競馬ファンとしては嬉しく、ひとりでも多くの人たちに観てもらいたいと思う。 主人公のミシェル・ペインは、159年の歴史があるオーストラリアのメルボルンカップを制した唯一の女性ジョッキーである。ペイン家の10人兄弟姉妹の末っ子として生まれたミシェルは、一度こうと決めたら家族の反対を押し切ってでも突っ走る、男勝りというか、末っ子気質の向こう見ずなタイプの女の子。父は調教師、兄弟姉妹のほとんどはジョッキーという競馬一家にあ
財務省は8月、「国の借金」が今年6月末で初めて1000兆円の大台に乗せたと発表した。「国の借金」は、国債の発行残高と借入金、政府短期証券の合計で、3月末に比べて17兆270億円増えて1008兆6281億円となったという。 「えっ、まだ1000兆円を超えていなかったの」という向きも多いのではないか。これまで新聞は何度となく「1000兆円突破確実」と書いてきたから、そんな錯覚に陥ったとしても不思議ではない。それが遂に現実のものとなったのだ。 では、緊急事態かというと、永田町にも霞が関にもそんな危機感はない。財務省は8月30日に2014年度予算の編成に向けた各省庁からの概算要求を締め切った。それによると、一般会計の総額は99兆2000億円で、要求額としては過去最大となった。特別会計に計上する東日本大震災の復興費用と合わせると100兆円を超える。 2013年度の当初予算は92兆6000億円だったか
日銀が景気判断を上方修正した。 5日に発表した「当面の金融政策運営について」(PDFです)という文書で、景気は「緩やかに回復している」とはっきり書いた。前月は「景気は緩やかに回復しつつある」だった。 どこがどう違うのかといえば、ニュアンスの差みたいなものだが、回復軌道に「もう乗った」というのと「いま乗りつつある」とでは、前者のほうが強い。 8月に判断を据え置いただけで、これで1月以来、ほぼ連続して上方修正を続けている。 景気が良くなっているから増税、は正しいのか となると、直ちに思い浮かぶのは、では消費税引き上げがどうなるか、だ。 「景気が良くなっているのはたしかだから、予定通り上げるべきだ」という増税派の声が一段と勢いを増すのは、容易に予想できる。 それは正しいのか。 ここは根本に立ち戻って考えなければならない。私は「景気が回復している→だから消費税を上げるべきだ」ではなく「景気が回復し
東京招致委にとって、汚染水事故への海外の厳しい見方は想像以上だった。 五輪招致、汚染水漏れで東京守勢特集「東京五輪招致」 「水や食べ物は安全」「住民は普通に生活している」「東京は全く問題になっていない」――。招致委は8月下旬、想定問答を作った。政府が3日、計470億円の対策を発表すると「これで説明できる」と余裕も見せていた。 だが、現地初の記者会見で海外メディアの質問6問のうち4問が汚染水対策に集中し、竹田恒和理事長は答弁に困窮。「厳しい。この説明では納得してもらえないのか」。招致関係者は国内外の温度差を感じた。 会見に出た海外の記者は「失望した」「意図を理解しない答え」と突き放した。東京と福島の距離を強調する姿勢に「東京だけ安全ならいいとも聞こえ、福島の人々への配慮が足りないのではないか」との声もあった。「東京の2020年五輪招致は福島の影に」(AFP通信)などと伝えられた。 7
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