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  • あまりに幸せだった平成の日本サッカー: 武藤文雄のサッカー講釈

    平成の世が終わろうとしている。 私はサッカーでも業でも、西暦を使っているし、人生の区切りを毎回のワールドカップで認識しているような人間だから、元号でのカウントはピンと来ない。ともあれ、人生2度目の元号切替と思うと、感慨深い。 平成元年の初日(1989年1月7日)のことは、よく覚えている。年休をとって、高校サッカー選手権の準決勝を観に、駒沢競技場に向かったのだ。そして、競技場で見たのは、「昭和天皇崩御のため、準決勝延期します」とのメッセージだった。 先日からマスコミを中心にお祭り騒ぎだが、国民が元号の切替を楽しむことができるのは、今上陛下の退位の決断の賜物。そもそも80歳を超えた両陛下に今なお活躍いただいたことに感謝。そして、同年代の皇太子殿下が、50代後半のこれから重責を担うことに、何とも複雑な思いを持つ。 日と言う国のこの約30年間を振り返ると、産業構造転換の不首尾で残念な期間だった

  • 田嶋さん、あなたは何のためにリスクを背負ったのか: 武藤文雄のサッカー講釈

    四十余年、サッカーと言う玩具を堪能してきたが、今回のハリルホジッチ氏更迭騒動ほど、理解できない事態は初めてだ。当に驚いている。 ここで私が「理解できない」と言うのは、この更迭が「サッカー的に不適切だ」と言う意味にとどまらない。つまり、ワールドカップで勝つために最適なのか、あるいは、将来日ワールドカップを制覇するステップとして適切なのか、と言う「サッカー的に」重要な視点から、「理解できない」のではない。 非サッカー的、つまり政治的な思惑とか、スポンサなどサッカー外からの圧力などを考慮しても、田嶋会長の今回の意思決定の理屈、根拠、判断基準が、まったく「理解できない」のだ。サッカー的な妥当性にも理解できないのはのみならず、それ以外の事情を考慮しても理解できず、ただただ愚かしい意思決定に思えてならないのだ。世の中には、色々な事情と言うものが存在し、サッカー的是非だけからは物事は判断できないと

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    babi1234567890 2018/04/16
    W杯以降もJFA会長であり続けるためのリスクオフだと思う。責任者として手は尽くしたが、応えられなかった現場が無能とか、そんな理屈じゃない?
  • 岡野俊一郎氏逝去: 武藤文雄のサッカー講釈

    岡野俊一郎氏が亡くなった。享年85歳。 ここまで私たちを導いてくれて、我が国を世界屈指とまでは行かないけれど、相当なサッカー国に導いてくれた恩師。 ご冥福をお祈りいたします。今まで当にありがとうございました。 岡野氏の貢献を簡単に振り返ってみる。 メキシコ五輪銅メダル。 コーチとしての長沼健監督の参謀としての活躍。釜を代表する多くの選手が苦しみつつも感謝した言う、厳しい直接指導、特別コーチのクラマー氏の通訳、そして最大の成功要因と言われる周到なコンディショニング準備。 長沼氏の後を継ぎ、代表監督に就任し、ミュンヘン五輪出場に失敗した以降、現場指揮をとることはなかったが、それはそれでちょっともったいない気がしてならない。 著作や翻訳。 今日と異なり、欧州のサッカー書籍を翻訳できる人はほとんどいなかった70~80年代。トレーニングの方策に模索する私たちにとって、岡野氏の翻訳書籍は、最高の教

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    babi1234567890 2017/02/19
    「今でも悔いが残るのは、『フロント』と言う言葉を使うのを許したことだ。結果的に、クラブの経営の重要さが矮小化されてしまった」とのこと」
  • 村井チェアマンは、なぜ我々サポータをいらだたせるのか: 武藤文雄のサッカー講釈

    以前から述べてきたが、自分の考えを明確に語っておく。私はプレイオフ導入には反対だ。シーズンを通しての七転八倒の結果、じわじわと決定される順位争いこそ、最高の至福と確信しているからだ。いや、過去数十年間体感してきたからだ。 しかし、サッカービジネスが完全なグローバル競争の最中におり、岡崎慎司や内田篤人のような日人トップスタアの多くは欧州でプレイし、スポーツファンの注目の多くが欧州に向いている事。一方で日の経済状況は長期低落状況から抜け切れず、少子化によりパイも減っていく事。さらに、日人の余暇の選択肢の多様化は華やかで、競合となる娯楽は無数に存在する事。これらを考慮すれば、Jリーグを取り巻く状況は非常に厳しいのは確かだ。サッカーよりも娯楽として先行して社会注目が大きいプロ野球の地上波視聴率の低迷は、娯楽の多様化の現れの典型だろう。そのような、難しい状況下で、日にもっともっとサッカーが普

  • 本田圭佑のはじまり: 武藤文雄のサッカー講釈

    ギリシャ戦。大変陳腐な言い方になってしまうが、鍵を握っているのは、田圭佑のプレイにある事は間違いない。 コートジボワール戦の先制点は、個人能力による得点という視点から言うと、日本代表史に残る一撃だった。スローインからの長友と香川の巧妙なつなぎを受け、非常に深い右足の持ち出しで、利き足の左足で強いインステップキックができるポイントに正確にボールを置く事に成功、一瞬バランスを崩しながらも強烈にゴールキーパのニアサイドを破った。田と言う選手の、繊細な技巧と体幹の強さが、組み合わされた実に美しい得点だった。 そもそも、過去の日本代表において、このような個人能力の冴えだけで、敵DFを粉砕し得点できるタレントは、過去もカミカゼ釜とドラゴン久保しかいなかった。しかも田は、この強烈な一撃を、よりによってワールドカップ大会で決めてくれたのだから。 いや、この時点で感じた未来への極めて明るい雰囲気は

  • 自滅だから立て直しは容易だ: 武藤文雄のサッカー講釈

    思うに任せないからサッカーおもしろい。ただ、ここまで思うに任せないサッカーを見せられるとは思ってもいなかった。 初戦で負けたと言う結果はとても残念だ。しかし、結果以上に残念だったのは、この4年間継続して強化してきた、素早いパスを回すサッカーを放棄してしまった事だ。対戦相手のコートジボワールがよさを消してきた訳でもない。ただ、日の各選手が、押上げを怠り、パスコースを作る努力をせず、自分たちが得意なサッカーをしようとしなかった。 逆転を許した後、今こそ粘り強くボールを回していやらしく攻め込まなければならないのに、淡泊な縦パス主体の攻撃しか狙わない。さらに驚いたのは、終盤吉田麻也を前線に上げ、パワープレイに出た事。チーム全体が、得意なプレイを意図的に放置してしまったのだから、残念だった。 そのような試合ができなかったのには2つの要因があると思う。 1つはあまりに慎重過ぎた事。前半立ち上がりか

  • 素敵なおもちゃ箱: 武藤文雄のサッカー講釈

    ひどい試合だった。 この日、日が繰り返した失点は、既視感の連続。 敵の攻め込みをはね返し損ね、押し込まれた形でボールを回され、DF、MFのほとんどが中央に集まってしまい、逆のサイドを使われ、そのクロスを押し込まれた1点目。ファウルを怖れて敵のボール保持者への対応が遅れ、簡単にサイドに展開され、ライン際の選手をフリーにしてしまう。幾度、このような失点を見せられた事か。ああも遅攻からのサイドチェンジに簡単にやられ続けると、「サンフレッチェに練習試合をしてもらって対策を練りなさい!」と怒鳴りつけたくなるではないか。サンフレッチェの両翼に開くパスワークを止めるために、Jの各チームが青山や森崎和に厳しいプレスをかける工夫を、少しくらい学んで欲しい。うん、先日の我がベガルタのように。 2点目も、おなじみの光景だった。押し込まれて、ボール保持者への対応が遅れて、深く攻め込まれてCKを与え、そこから失点

  • エスパルスとJリーグ: 武藤文雄のサッカー講釈

    2000年5月に、エスパルスがカップウィナーズカップで優勝、ジュビロがチャンピオンズカップで準優勝を遂げた際に書いた文章です。同県のクラブが大陸のビッグタイトルを独占しかけました。考えてみれば、ミラノ、リバプール、ロンドン、マドリードあたりでも実現不可能そうな快挙まであと一歩に迫った訳です。 Jリーグスタート時、私は静岡県をホームタウンにするクラブの選考について、何とも言えないもやもやを感じていました。極論すれば、Jリーグは開幕時は、最強チームが集ったリーグ戦とは言えなかったためです。しかし、開幕7年後、静岡にアジアに冠しようとする2つの強豪が並立したのですから、当時の判断はある意味では正しかったのかもしれません。 (2008-12-5) 1. あと数分で消えた快挙 その後に巻き起こったトルシェ去就問題に掻き消えてしまった感があるが、 4月に静岡の2チームが共にアジアのクラブタイトルのファ

  • 中毒患者必敗の理: 武藤文雄のサッカー講釈

    現場を押さえている連中には勝てないのだよ。でも、心配は無用だ。40年間、堪能し続けてきた。この程度の愚行はいくらでも経験してきた。 ワールドカップ予選に、直前の準備試合で選抜チームに完敗するような、およそベストとは言えないメンバで立ち向かった事もある。アジアカップに学生選抜を派遣した事もある。連戦連敗の上、一言の反省も語らない代表監督を抱き続けた事もある。ジーコに全てを委ね、ドイツで自爆したのも愉しい思い出だ。Jリーグ開始時に、JSL屈指の強豪だったヤマハが加入できなかった事も相当なスキャンダルだった。日協会御用達の若年層育成単独クラブの存在など、質的なルール違反そのものだ。Jリーグ黎明期のPK戦が愚行なのは言うまでもないが、JSL時代にも採用し失敗していた事を知る人は案外少ないかもしれない。底辺まで8人制を採用する事で、少年たちから出場機会を奪う方策も相当なものだ。 これだけ過ちを繰

  • かなりの間違いと幸運に恵まれたら: 武藤文雄のサッカー講釈

    「来年のブラジル大会、日の目標は」と、問われたならば、「前回大会を上回るベスト8」と答える人が多いのではなかろうか。少なくとも私はそう思っている。 もちろん、田圭佑や長友佑都が「優勝を狙う」と高い目標を発言しチームメートや自らを奮い立たせるのは、大いに結構な事だ。例えば、2002年は地元開催の有利さに加え、高温多湿の東アジアの気候などが加わり、トルコとセネガルに連勝すればベスト4と言う好機に恵まれた。しかし、監督が1次リーグを突破した事に安堵してしまい、今一歩の結果に終わった事は記憶に新しい(とは言っても、当時の1次リーグ突破は見事な成果ではあったけれども)。実際、準々決勝までたどり着くためには、「かなりの間違いと幸運に恵まれたら優勝も可能」くらいの戦闘能力の保持は必要だろうし。 そして、今回のコンフェデレーションカップで、日は「かなりの間違いと幸運に恵まれたら優勝も可能になり得る

  • 年またぎ開催と原技術委員長の苦渋の表情: 武藤文雄のサッカー講釈

    ここ数年来ゾンビのように協会首脳から提示される「年またぎ開催」(幾度も語ってきたが、これを「秋春制」と呼ぶのはただの嘘つきである)に関して、新しい動きがあった。過日、こちらの番組で、日協会の原博実技術委員長が、「国際サッカー連盟のインタナショナルマッチデイから来るカレンダからやむを得ない」と言う趣旨の発言をしたのだ。 要は、2015年以降11月に2試合用のインタナショナルマッチデイが割り振られる。それが11月後半となれば、ワールドカップ予選がそこに突き当たり、Jリーグの終盤戦を中断しなければならなくなり、盛り上がりに水を差す。(番組では明確に語られていないが)12月にはクラブワールドカップがあるから、確かにそうなると、現状の日程を継続するのは容易ではなくなる。と言う趣旨である。そして、現状の日協会の政治力では、これらを動かす事は叶わないと言う事だ。 さらに原氏は、8月上旬くらいの開幕(

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    babi1234567890 2013/02/12
    この問題は議論がまったく開かれていないのが困る。
  • 久々に能天気: 武藤文雄のサッカー講釈

    今日は久々にベガルタを生観戦。ところが、鬼門?のエスパルスに、またもやられて痛い黒星。まあ、不運もあったけれど、鎌田が退場になって1人減った後、あそこまで知恵と工夫がなければ、負けて当然。久しぶりに「俺たちのベガルタ」を実感する試合となってしまった。 鎌田の退場まではよかった。 エスパルスの最前線、大前(ますます縦に出る速さに磨きがかかり、周りも見えるようになってきたようだ、五輪でプレイさせたかった)と金賢聖(横に長い距離を走って打点の高いヘディングがうまい、おもしろい選手だ)は脅威だが、中盤でうまく刈り取れていたので、危ない場面は少ない。一方、中盤でボールを奪ってからの攻撃は当方の方が整備されているので、好機を再三つかめていた。 先制は、ウィルソンと太田で右サイドを崩し、太田のクロスを菅井が決めたのもの。正直言って、私は決めたのは赤嶺だと思い込んでいた。右サイドを崩した攻撃で、来太田の

  • 豪州代表の矜持: 武藤文雄のサッカー講釈

    最初にニール選手にお詫びいたします。恐れ入りました、あなたのプレイは今なお最高級で、一方我らが香川はまだまだでございました。 日本代表サポータとしては不満の大きい試合だった。ただ、誤解して欲しくないが、審判への不満ではなく日本代表への不満である。詳細は後述する。そして、サッカー狂としては、ニール達の勇気と奮闘に、心底感動する試合でもあった。 とても悔しい試合だったが、引き分けは妥当、いや幸運だったと考えるべきだろう。敵が己のよさを前面に出す試合を挑んできて、我々はそれをそのまま受け止めてしまった。さらには、完全に敵を殲滅する好機を掴んだにもかかわらず、その好機をみすみす逸してしまった。これで、しかも敵地で、勝ち点3をとれなかったのは仕方がない。 サッカーと言うものはそう言うものだ。我々は勝ち点3を失うべくして失った。もちろん、審判団の異常な判定がなければ「不思議の勝ち」を収められた可能性は

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    babi1234567890 2012/06/14
    おっしゃることはご尤もなんだけれど、あの状態でもボール運べてそれなりにチャンスが作れちゃったのが、成長なんだろうなと。アジアカップ決勝の前半は、ボールすら運べなかった記憶がある。
  • マイナスからのスタートだけれども: 武藤文雄のサッカー講釈

    五輪代表は、まあ「まともな試合」を見せてくれた。とは言え、この最終予選に入って以降、「まとも」と言ってよい試合を見せてくれたのは、初めてなのだから、評価すべきなのだろう。 今までのようにせわしない攻撃ではなく、扇原がテンポを1回落とした「当り前のサッカー」を見せてくれた。もちろん、今までのやり方が滅茶苦茶だったから、積み上げた連携は皆無に近く、せっかくの「緩」から「急」への変化は、ほとんど見られなかった。しかし、個人能力で崩せる確率は、「緩」で攻め込む方が、「急」ばっかりよりは、格段に高まる。そのため、大迫、扇原、酒井の圧倒的な個人能力で、得点を重ねる事に成功した。 4点差と言う結果も、合格点だろう。もちろん、贅沢を言えばきりがない。後半序盤に4点差として、しかも前半からじっくりとボールを回した事でマレーシアが相当疲労していたのだから、もう2点くらいは欲しかった。ただし、現実的には大迫と扇

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    babi1234567890 2012/02/23
    「個人能力で崩せる確率は、「緩」で攻め込む方が、「急」ばっかりよりは、格段に高まる」
  • 細川淳矢の去就: 武藤文雄のサッカー講釈

    あれこれ忙しくて、サッカーの文章を書く事が叶わないと、書きたい事もストレスも、たまってしまう。睡眠時間とストレスのいずれを選択するか、結構悩ましいところなのだが。また、ここのところ、五輪代表の事ばかり書いていたが、それはそれで別な意味でストレスがたまる事になる。もちろん、このストレスを堪能しているのだが。 ともあれ、前向きな課題に取り組もうと思う。そう、ベガルタの話題だ。 最初に宣伝。毎年恒例なのだが、ベガルタ仙台市民後援会が発行するメモリアルデータブック「Country Road 2011-2012 震災復興号」が、発刊された。こちらには、毎年1ページだけ寄稿させていただいている。毎年毎年、ベガルタの仲間達向けに、1年間をまとめる文章を書かせていただけるのはありがたい事だ。 で、今日のお題だが、昨期末にベガルタをクビになった細川淳矢について。 今年で細川は2007年に仙台大から加入。20

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    babi1234567890 2012/02/17
    そんな選手だったら清水は獲っちゃえばいいのに
  • まずは関塚氏更迭から: 武藤文雄のサッカー講釈

    試合が1対1のまま進む。 ラスト5分になり、当然のようにシリアは猛攻をしかける。したがい、日としては分厚く守って、落ち着いて時間を使いたいところだ。駆け引きや判断に不満山積のこのチームだし、この日もここに至るまでの試合運びには嘆息だらけだったが、敵地クウェート戦の終盤はちゃんと試合をクローズした実績もある。 実際敵エースのアルスマに対しては、粘り強くマークしていたし、こぼれ球も落ち着いて拾えていた。「山田直輝と東と永井の3人が、いつも無理せずに、もう少し時間を稼いでくれればよいのに」と言うあたりが、不満ではあったが。 日のクリアに対し、シリア2番の主将でセンタバックの大黒柱アルサリフが挙動を開始する。ある意味では最も恐ろしい選手だ。ところが、そばにいる山田直輝の対応が遅い、イヤな予感がした。アルサリフは、山田が遅れた寄せに対し、強引なシュート。ドライブのかかったシュートに権田は的確に反

  • そんなに8人制を導入したかったら、審判を増やす努力しろ!: 武藤文雄のサッカー講釈

    協会が、小学生世代に8人制サッカーの導入を推進している。以前より、私は総論賛成、各論反対と述べて来た。要は「一応賛成している」と言う玉虫色的態度なのですがね。 賛成、反対いくつも詳細論はあるのだが、究極的には、賛成、反対それぞれの理由はシンプルだ。 賛成については、正に日協会の情宣ビラの7ページから9ページに書かれている事が理由となる。実際、うちの子供達が、8人制でガップリ四つの試合をしてくれているのを見た時は、嬉しかった。ゴールキーパを含んだ全員が、ボールに呼応して常に動き、一生懸命ボールにアプローチし、技巧の粋を尽くして敵陣に迫る。人数が少ない分、ボールへの関与、プレイへの関与が一人一人多い。これはよいですよ。 余談ながら、上記情宣ビラの「グリーンカード」、「リスペクト」、「フェアプレイ」と言うキーワードには、物悲しさを覚える。「グリーンカード」は論外だが、「リスペクト」、「フェ

  • 深刻な五輪代表: 武藤文雄のサッカー講釈

    五輪代表は、非常に苦しい試合ながら、国立でシリアに重要な勝利。この手のタイトルマッチはとにかく結果が大事なので、当によかった。当によかったのだが... 内容は最低としか言い様のない試合だった。 日選手の技術、フィジカルはすばらしい。すばらしいのだが、あまりに判断力が低いのだ。この判断力の低さは、先日のマレーシア戦でも見られたが、何ら改善されていない。ここまで、あまりに稚拙で愚かな試合展開を見せられると、そしてマレーシア戦以降それが何ら改善されていない現実を考えると、何かしら絶望的な想いに囚われてしまう。 とにかく前に前に急ぎ過ぎなのだ。 中盤なり後方で、ボールを回すのと、縦に急ぐのとのバランスは、常にサッカーにおける重要な課題だ。安全サイドのために、ボールを回してばかりいると、およそ迫力のないサッカーになり、結局その回したボールを奪われて速攻をらったりするなど、ロクな事はない。だか

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    babi1234567890 2011/11/30
    ちょろっと見ただけの印象だけれど、めちゃくちゃつまんないフットボールやっているよね
  • モンテディオの陥落: 武藤文雄のサッカー講釈

    3節残して、モンテディオのJ2降格が決まった。 隣県にホームタウンを持つベガルタのサポータとしてと言うよりは、遥か彼方30年前に東北サッカー界で青春を送った、あるいは40年来日本代表を追いかけてるサッカー狂として、いくばくかの感想を述べたい。 最初に結論を述べる。 この4シーズンのモンテディオの活動は、正に「日サッカー史に残る快挙」である。賞賛、尊敬の言葉しかない。 まず、必ずしも経済規模に恵まれないこのクラブが、堂々と3期に渡りJ1の地位を維持した事がすばらしい。 Jリーグにはエスパルスを筆頭に、明確な親会社を持たないクラブは多数存在する。このうち、サッカー王国(少々古い言葉で恐縮だが)の清水は別格で特別な存在だ。そして、アルビレックス、コンサドーレ、アビスパ、そしてベガルタと言ったクラブは、ホームタウンが政令指定都市で人口が非常に多いと言う特色がある(たとえば欧州においては、人口10

  • がんばれ李忠成: 武藤文雄のサッカー講釈

    一昨晩の景気よい試合、交代出場した選手について、いくつか。 ハーフタイムの時点で、ザッケローニ氏は遠藤に代えて原口あたりを起用し、憲剛をボランチに下げるテストを行うのではないかと予想した。遠藤は体調も万全ではないとの情報もあったし。 しかし、氏の選択は長谷部に代えて細貝と言うものだった。確かに長谷部不在時に備え、遠藤と細貝の組み合わせを試すのも重要な事。ザッケローニ氏の心の中の、遠藤不在時の備えがどこにあるか、田圭佑の役割も含め、いろいろと邪推するのは愉しい。 そして、細貝は無難にその役をこなした。もちろん、長谷部と比較すると、攻撃への参加頻度には不満が残るが、細貝の持ち味は異なる。むしろ、得意技である中盤でのボール奪取能力を高めてほしいところだ。激しく当たるのは大いに結構だが、まだファウルが多いのが気になる。アウグスブルグでも、定位置を掴みつつあるようだし、往時の明神に強さを加えたよう

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    babi1234567890 2011/10/14
    ベトナム戦でゴールを決めた李を外してきたので、怪我かなと思ったら、途中交代してびっくりした。たしかにがんばれと応援したくなる感じでしたね。