自分には一生縁のない靴だと思っていたが手に入った。 このブランドの厄介なところはいろいろあるが、端的に言ってしまえば「WESTONフィッティング」というワードに尽きると思う。そしてそれはなんとなく外野から眺めているだけだとそればかりが議題に上がるという事態を生み出している様な気がする。 履いてみるとどうだろうか。 採用されている11ラストに関して言えば足が比較的上手く収まるせいもあり、あまり痛みは感じない。 が、痛い。理由は簡単だ。足の形が一日の中で変わっているからだ。反面、靴の形が変わらない。だから痛い。なので痛い部分は時間で変わる。小指が痛いかと思ったら拇指球周辺が痛くなる。外踏まずが痛くなる。それに合わせて靴は目に見えない程度に(それは要するに足の変形に靴が負けないということだ)グイっグイっと変形する。 正直な話、ここの説明が難しい。形が変わるけど見た目には変わらない(普通の靴でも判
J.M.WESTONに興味を持って実際に手に触れようと店に足を運ぶとまず驚くのはミシェル・ペリーのデザイン要素が多分に盛り込まれた靴だろう。 それくらいにクラシックラインは完成されていて中庸だ。だからこそペリーの方は奇異に写る。 ただ、Country Gentsコレクションに関してはそうとも言い切れない、というかむしろ「ニュークラシックの名を冠してもおかしくないな」と思う。 なので買った。 手に入れてわかるのは様々なアイデアが「Country Gents」を体現しているということだ。ステッチは全て二重になっており、かつ6アイレット。アメリカの靴のタフな革靴達のデザインと似通っている。そしてこういった仕様は重厚感が良く現れる。加えてヒールカウンターを配し、ダブルソールを採用する辺りもやはりタフさの演出。ドレスのツラをしているが様々なシーンに着用してくれと言わんばかりのオーラを放つ。 昔見かけ
J・M・ウエストンは大体「クラシック」と「ミシェルペリー」の2つのラインが目立つような構造になっている。日本では完成された(良い意味で枯れた、長く愛された)良さを見出す美的センスと、ただでさえ敷居の高いブランドで冒険するのも怖いのかクラシックラインが人気でデザイン要素が多分に感じられるペリーの方は今イチだ。そんなペリーとクラシックの2つの線が交差するようなコレクションが「Country Gents」。ペリーが生み出したこのコレクションは新しい試みがクラシックなツラをしてそこに存在する。 その中でもこの330番はコレクション名を体現するような存在に思える。フォーマルど真ん中なストレートチップに施されるのは伝統的なカントリーシューズの意匠。ステッチは全て二重で道具としての側面を表現している。「冬の朝、パリ郊外のフォンテンブローからハイランド地方までの各地の森を、苔や落ち葉を踏みしめながら自信に
ジョン・ロブのダブルモンク、William(ウィリアム)を紹介していて気が付いたのですが、このサイトではジョン・ロブの靴もあまり紹介していなかったのです。 今までありとあらゆる靴を集めてきました。やはりメインはイギリス靴。 チャーチが圧倒的に多かったです。 だいぶ前になりますが、ラクダ革、アザラシ革、象革といった奇天烈なエキゾチックレザーの旧チャーチも随分手にしてきました。 以前紹介したように、ヒポポタマスの革、つまりカバ革のグレンソンも手にしました(これは勉強代と思ってですが) ジョン・ロブも持っていました。しかし、よりにもよって安いからといって変な色の靴を買ったこともあります。 もちろん悪い靴ではありません。むしろ良い靴だと思います。 しかし、こういのって飽きるんですね。 まず素材感がうるさすぎて、着る服装を考えさせるのが厄介です。 あくまで個人的主観ですが、「エキゾチックレザー靴ある
嗜好を楽しむ 筆者は新しいモノが欲しいという欲ではなく、買ったものを大切に長く使いたいという欲が強いのです。 J.M.ウエストンといえば、ローファーやゴルフ、ハントなどカジュアルテイストの強い靴を想像される方が多いでしょう。 雑誌での露出もそのほとんどがローファー、ゴルフ。 確かに靴好きの間で、熱狂的なファンが多いモデルとしてエドワードグリーンのドーヴァーに並び、この二つのモデルは抜きんでている気がします。 名作と言われるその二つの靴よりも先にこのキャップトウをピックアップする理由は、他でもなくこの靴が僕のファーストウエストンだからです。 僕はなかなか類を見ないほどの小足。 エドワードグリーンの32ラストでも5Eだと、インソールが沈むとほぼ羽根が閉じてしまうほど。(マニアにしか通じない例え) そんな僕が複数のサイズから靴を選択するなんて経験をしたのはJ.M.ウエストンが初めてでした。 当時
昨日大人買いしたJM WESTONのcountry gentsコレクションのストレートチップ。 昨夕、Vibramのラバーをソールに貼り、コバをコバインキで黒に、また、シューレースを黒に変更。 アッパーはサフィールのブラックで気持ち色を加えました。 クラシックラインの300はシングルソールですが、country gentsコレクションはダブルソール。 トゥラインは300と比較して流線型のラウンドトゥですが、履き心地はガッシリ硬い。このモデルのラストはかなり優秀です。 ヒールカップも300より高く、ホールド感も改善されています。 まだ大好きなポリッシュはしていませんが、レザーはWESTONですからエイジングが楽しみです。 太陽光ではグリーンです。 履き心地がなんか似ている。 何だっけ? あっ ジョンロブのラッセルだ 今は、おそらく廃番。 いい靴がどんどん無くなっていく。 今あるラッセルを大切
オードリー Crockett&Jonesらしさを最も体現した同社の代表モデルと呼ぶに相応しい1足がこの「オードリー」。英国伝統のストレートチップの風格を残しつつ、フランスならではの優雅さを絶妙に加味し表現された雰囲気にCrockett&Jonesの技術の高さを窺い知る事が出来ます。ビジネスにおいて最もフォーマルで基本とされるデザイン、冠婚葬祭においてもその足元に相応しい「黒のストレートチップ」。極めてシンプルなデザインだからこそ、素材・作りの上質さ・ラストの美しさが際立ちます。 【Hand Grade Collection】 靴作りにおける最高水準の技術を体現したコレクション。最長10週間にも及ぶ工程を経て、ハンドメイドによるハイクオリティな仕上げが施されています。足の自然な輪郭に沿わせてシェイプさせた抜群のフィット感を持つコレクション専用木型を採用し、アッパー、ライニング、ソールの全てに
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