広島県竹原市の病院と群馬県高崎市の障害者施設で、インフルエンザの集団感染が起き、それぞれ患者と入所者1人が死亡しました。 広島県によりますと、広島県竹原市の安田病院では先月26日に男性の入院患者が病院の検査でインフルエンザに感染したことが分かり、その後も入院患者や職員が相次いで高熱などの症状を訴えました。 10日までに入院患者66人と職員27人の合わせて93人がインフルエンザに感染したことが分かり、このうち入院患者の81歳の女性が9日、インフルエンザが原因の肺炎で死亡したということです。 病院によりますと、インフルエンザのピークは過ぎて、10日の時点で入院患者と職員30人に症状が見られますが、いずれも命に別状はないということです。 病院では、先月29日以降入院患者への面会を禁止したり、感染拡大を防ぐため薬の予防投与をしたりしていたということです。 保健所は今月7日に病院に立ち入り調査を行い