11日、福井県坂井市とあわら市で、農業用ハウスが全壊するなどした突風について、福井地方気象台は、現地調査の結果などから「竜巻と推定した」と発表しました。 福井県坂井市とあわら市では、11日午後4時前から5時ごろにかけて、突風による被害が相次ぎ、福井県によりますと、住宅や農業用ハウスなど合わせて88棟の建物が被害を受けました。 けが人はいませんでした。 突風が吹いた時間帯に、現場付近を活発な積乱雲が通過していたことから、福井地方気象台は、12日、現地調査を行って突風の原因を調べていました。 その結果、被害が帯状に分布していたほか、被害が起きた時間帯に現場付近を移動する渦を目撃したという複数の証言があったということです。 このため、気象台は、今回の突風について「竜巻と推定した」と発表しました。 推定される風の強さは、突風の強さを示す国際的指標の「藤田スケール」で、6段階のうち最も弱い「F0(エ