仏ボルドーから中国へとワインを輸出する「ラ・セレクシオン」社の創業者で販売責任者のカイ・イーピン氏(2015年3月12日撮影)。(c)AFP/JEAN-PIERRE MULLER 【3月28日 AFP】フランス南西部の高級ワイン産地、ボルドー(Bordeaux)のシャトー(醸造所)買収で中国人投資家がフランス人に肩を並べる勢いだ。ボルドーワインの世界的な名声と、ワインに対する中国の渇望が示されている。 現在、ボルドーにある7000か所のシャトーのうち、100か所超を中国人実業家が保有している。不動産業や宝石業、観光業などで築いた財産を分散投資する狙いだ。地元の大手不動産業者、マックスウェル・ストーリー・ベインズ(Maxwell-Storrie-Baynes)のカリン・マックスウェル(Karin Maxwell)さんは「最大の買い手は中国人とフランス人だ。それぞれ市場の3分の1程度を占める」