ポーランドの怪奇小説作家ステファン・グラビンスキによる短篇集『狂気の巡礼』(芝田文乃訳 国書刊行会)が刊行されました。鉄道をテーマにした怪奇小説集『動きの悪魔』に続く、第2集になります。 大まかに2部からなり、それぞれグラビンスキの本国版短篇集《薔薇の丘にて》全六篇と、《狂気の巡礼》からの八篇で構成されています。 《薔薇の丘にて》は、壁に囲まれた庭園で漂う薔薇の香りから始まる幻想物語『薔薇の丘にて』、無性に神経を逆なでする男をめぐる物語『斜視』、森に迷い込んだ男が森小屋の窓から見たシルエットはまさに殺人現場だった…という『影』、精神感応を扱った『海辺の別荘にて』などを収録しています。 全体に神経症的な雰囲気に支配された幻想小説集で、エドガー・アラン・ポーを思わせる作りになっています。中でも、『影』は、「影」が作る過去の惨劇のイメージと、それに囚われる人間の狂気を描いており、一読の価値があり
「希望が持てない…」うつ病ロボットが人間に教えてくれたこと 2016.10.21 | WRITER: hi666666 ロボットがうつ病になる―こんな発見をしたのは、沖縄科学技術大学院大学(OIST)の銅谷賢治教授です。銅谷教授は、数理モデルとロボットを用いて人の心を解明しようとする計算論的神経科学の第一人者。 でも、感情がないロボットが「うつ病」になるなんてことがあるのでしょうか? 希望が持てない―ロボットが示したうつのメカニズム ロボットにうつ的症状が見られたのは、強化学習の実験中のことでした。 強化学習とは、ある環境に置かれたロボットが自分の状態を把握し、採るべき行動を選択する、という学習方法です。特定の行動を選ぶことで報酬が与えられ、「これを選ぶと良いことがあるんだな」と少しずつ学んでいきます。 あるとき、銅谷教授はネズミ型ロボットで強化学習の実験を行いました。内容は単純で、ねずみ
実家の家族と私で構成されたLINEのグループがあり、子供の写真を送ったりみんなで出かける予定の打ち合わせなどに使用する目的で作ったのだけど、いまいちその意図が伝わらず、現在ではお父さんが「◯時に駅に着くので迎えに来てください」みたいな、当人同士でやれよ、というような内容のやりとりにも使われるようになっているのだけど、そこに、実家に住んでいる弟(33歳バツイチ独身)が、毎日毎日仕事の終わったあとに「いまから帰ります」というメッセージを送っているのである、これは、帰宅してから夕食を食べる弟のためにお母さんが準備をしたりしなかったりするわけだけど(33歳の息子のためにお母さんが晩ご飯を用意するべきかどうかという議論はここでは措くが)、帰宅時間がまちまちなので、会社を出る前に連絡をしなさい、とお父さんが指導したところ、弟はその日から毎日毎日バカ正直に、退勤時間になると「いまから帰ります」だの「ご飯
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