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ブックマーク / furuyatoshihiro.hatenablog.com (2)

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    ●『ゼンデギ』(グレッグ・イーガン)を半分くらい(15章まで)読んだ。イーガンとは思えないくらい「普通」で驚いたのだけど、それはつまらないということではない。この小説では、現代の現実にとても近いところから、親子、コミュニティ、政治、国家、宗教(宗教そのものというより、それによってかたちづくられる伝統的習慣)に関する考察が丁寧に述べられている。要するにこれらは、人間が存在している時にまわりに切り離し難くある諸条件ということになると思う。 長めのプロローグと言える第一部は、イランにおける(革命と言えるくらいの)大きな政治的動乱を最前線で取材するオーストラリア人の記者と、十年近く前に亡命し、現在進行中の革命になにも関与できないことをはがゆく感じている、マサチューセッツ工科大学で研究職にあるイラン出身の女性という二つの視点から語られる、エンターテイメントとしてよくできた、普通に面白い小説という感じ

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    balanco
    balanco 2015/07/07
    “『ゼンデギ』(グレッグ・イーガン)を半分くらい(15章まで)読んだ。イーガンとは思えないくらい「普通」で驚いたのだけど、それはつまらないということではない。”
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    ●「まど☆マギ」の劇場版(叛逆の物語)をDVDで観た。ぼくは「まど☆マギ」編については否定的だけど、これは割と面白かった。作品として充実しているというより「お話」の落としどころとして納得できた、という感じ。 テレビシリーズで人気のアニメが映画になると大抵、最初の三十分くらいは編のファンのためのサービスシーンという感じで、主要キャラクターたちがわいわい騒いでいるだけの顔見世興行的な展開となる傾向があるのだけど、この作品ではそれを利用して、顔見世興行みたいな効果だけが派手でヌルい世界として「信用ならない世界」を描いた上で、その偽の世界の構造(深層)が探られるという展開になっている。ぼくが「まど☆マギ」編で最も嫌なところは、安っぽいドラマで人の感情を過剰に波立てようとする手つきで、それをすごく下品だと感じてしまったのだけど、劇場版では、物語がまず世界の構造を探求するという形で進むので(そし

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