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J-POPと映画に関するbandshijinのブックマーク (9)

  • 原田知世『時をかける少女』(1983)リスニング・メモ 大人少女の端境期

    曲について 原田知世のシングル曲(1983)です。当時15歳くらいだった彼女が主役を演じた、筒井康隆の同名小説を原作とした大林宣彦監督の同名映画の主題歌で、松任谷由実が作詞・作曲しました。編曲は松任谷正隆です。 原田知世『時をかける少女』(1983)リスニング・メモ シンセサウンドの、強拍をとったあとに移勢するフレーズのイントロ。このフレーズはメロのバッキングの主パターンにもなっていますし、メロからサビに移るとき、1サビから2コーラス目に移ろうとき、2コーラス目のサビが反復するとき、エンディングにも登場する重要フレーズです。リスナーに与える曲の印象を占める割合が大きいはずです。このサウンド、私個人としてはドゥービー・ブラザーズを思い出します。彼らのアルバム『Minute by Minute』が私は好きなのですが、このアルバムもシンセサウンドの魅力満開。原田知世の『時をかける少女』(1983

    原田知世『時をかける少女』(1983)リスニング・メモ 大人少女の端境期
    bandshijin
    bandshijin 2021/03/26
    編曲の緻密さ、演奏、録音の良さに相当惚れました。この布陣でメインキャスト、十代なかばの原田知世を囲んだのです。あろうことか作詞・作曲はユーミンです。いい意味でユーミンが立役者になっている気もします。
  • 橋幸夫・吉永小百合『いつでも夢を』理想の鏡 〜デュエット・ソングの音域考〜

    楽曲の映画化 この曲をもとに作られた映画が翌1963年に公開されています。楽曲の映画化はこのブログで取り上げたことのあるものでいうと『夜明けのうた』『サヨナラCOLOR』が思い浮かびますが、世の中にかなりの数あるような気がします。この共通点で作品を巡ってみるのも面白いかもしれません。 映画を作らせてしまうほどに作り手の意欲を刺激する楽曲だという場合と、すでに人気のある俳優や歌手のヒット曲との相乗効果を利用してさらなる商業的な成功を重ねようと狙う場合(あるいはこれから人気者にしたい新人・無名の人を押し出す場合)ほかが考えられます。 1960年代はどんな気風だったのか……そのにおいや肌ざわりはどんなものだったのでしょう。生活の中で、みんなが同じテレビ番組を見て、同じ歌手の同じ曲を聴き、国民の多くが知る「人気者」「有名人」がいたはずです。 そういう状況において、ある曲がヒットした場合、「これで映

    橋幸夫・吉永小百合『いつでも夢を』理想の鏡 〜デュエット・ソングの音域考〜
    bandshijin
    bandshijin 2021/03/01
    1Oct違いのユニゾン。男声が低い音域、女声が高い音域を要求されるのでは? ハモるとかすればいいが演奏のハードルが上がります。音域を狭く曲を書く手もありますが、つまらなくなってしまうかも? 奥が深いです。
  • サザンオールスターズ『真夏の果実』 弱起の愛歌

    私は『真夏の果実』を高校生のときにサザンオールスターズのベストアルバム『海のYeah!!』で聴いた。それよりも前にメディアへの露出で1度や2度や3度くらいは聴いて知っていたと思う。 それから大学生のときに手にした斉藤和義の『紅盤』でBONNIE PINKとのコラボーレションでカバーの『真夏の果実』を聴いた。 どんな風に調理しても美味しいのか、この名曲は。 稲村ジェーン 『稲村ジェーン』という映画があると知ったのは最近のこと。 岩崎良美『タッチ』やKinKi Kids、吉田拓郎『全部抱きしめて』の作詞者が康珍化だと知り、彼について調べていると『稲村ジェーン』という映画の脚も担当しているとわかる。 その映画の監督は桑田佳祐。…エッ、映画も撮っていたとは。熱心なファンに「知らなかったの?」と呆れられるだろうか。 桑田佳祐は監督のみならず、音楽、サザンオールスターズとして主題歌も担当している。そ

    サザンオールスターズ『真夏の果実』 弱起の愛歌
    bandshijin
    bandshijin 2021/01/01
    桑田氏は楽譜で音楽を考えないはず。気持ちの良い動機、流れを選び取っていると思う。その正直で誠実な感性が、この「『真夏の果実』を構成するパートすべて(A、Bメロ、サビ)を弱起にする」という結果を生んだ。
  • 学園天国 フィンガー5 からあげとプチトマト

    『ジョゼと虎と魚たち』のアニメ映画バージョンが12月に公開されると知った(2020年)とき、犬童一心監督の同名実写映画を観たのを思い出した。実写映画のほうの主題歌は私が敬愛するバンド・くるり、彼らの曲の中でも特に私が好む『ハイウェイ』。 「ジョゼ」の実写映画に出演した主役のひとりが夫木聡だったので、同じく彼が出演した矢口史靖監督の映画『ウォーターボーイズ』を思い出した。実在する埼玉県の川越高校水泳部のシンクロ公演がモチーフになっているという。 『ウォーターボーイズ』は私の最もお気に入りの映画のひとつで、自分が十代のときに観た作品。ネット検索して久しぶりに思いを巡らせた。劇中のシンクロ公演のシーンで印象的に音楽が用いられており、その中の一曲がフィンガー5の『学園天国』(1974)だった。 学園天国 兄妹グループ、フィンガー5 狂気じみた歓声の黄色さに、いつか観たビートルズの映像、彼らが歓声

    学園天国 フィンガー5 からあげとプチトマト
    bandshijin
    bandshijin 2020/11/24
    たかが席替え、されど席替え。曲の出だしが“Hey Hey Hey Hey Hey”。人前に立って注目を集める気風の人格を思わせる、勝ち気な表現である。心象かもしれないと思うと、現実とのギャップが面白い。 フィンガー5、学園天国。
  • 『となりのトトロ』エンディングテーマ 不思議の森への通行手形

    短調ブームからのジブリバトン 最近私が味わった曲。『ゲゲゲの鬼太郎』、『益荒男さん』(くるり)、『ちいさい秋みつけた』、『君をのせて』(『天空の城ラピュタ』主題歌)。 どれも短調の旋律をもつ曲。 今日も短調をテーマに音楽体験の蒐集にあたろうかと思ったけれど、ちょっと外してみることにした。 となりのトトロ エンディングテーマ 『君をのせて』から、ジブリ作品関連。井上あずみが歌う、『となりのトトロ』。アニメ映画『となりのトトロ』主題歌(エンディングテーマ)・イメージソング。 イメージソングとして1987年にシングル発売、映画が公開された年の1988年に主題歌としてあらためてシングル発売とWikipediaにある。 井上あずみのシングル『となりのトトロ』 アレンジ、歌メロ、コードについて カリンバ?のイントロ。エスニックなパーカッションとともに出だし、主題の単語にしてこの世で最も認知度の高いであ

    『となりのトトロ』エンディングテーマ 不思議の森への通行手形
    bandshijin
    bandshijin 2020/11/22
    “トトロ トトロ”のリフレインは百年先に届くのでは?トトでもトロでもなく「トトロ」。由来は宮崎駿氏の知人の少女が所沢を「ととろざわ」と発音したとも(?)。幼い子の発音の至らなさほど可愛いものもない。
  • 『君をのせて』メロディの秘密(『天空の城ラピュタ』主題歌)

    『君をのせて』 宮崎駿監督のアニメ映画『天空の城ラピュタ』(1986)。その主題歌が『君をのせて』。1986年は私の誕生年……同い年です。 作詞:宮崎駿、作曲:久石譲(音楽も担当)。歌は井上あずみ(『となりのトトロ』のオープニング『さんぽ』エンディング『となりのトトロ』の歌唱も担当)。 2拍3連のオープニング。木琴風のサウンド。倍音が強い小口径のベルのようなサウンド。エレピサウンド。 歌メロがなんともいえない美しさを醸しています。 他の人からも、メロディのなんともいえない美しさを讃える声を聞いたことがあるのですが…… その秘密? かもしれない要素に気付いたことがあるのでここでお伝えします。 調和のメロと緊張のサビ それは、A・Bメロでの、ベースとの関係が3度になる音程の多用です。 3度という和声音程(同時に鳴る複数の音の距離)は、調和を感じさせます。3度は転回すれば6度。 この曲のA・

    『君をのせて』メロディの秘密(『天空の城ラピュタ』主題歌)
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    bandshijin 2020/11/21
    ベースと歌メロで3度関係を多用した調和のヒラウタと、同度や5度のせつなさのサビ。フィニッシュはまるで「起承転結+転」。感服の名曲の秘密? 『天空の城ラピュタ』主題歌『君をのせて』。
  • YUKI『歓びの種』 時と生活の交わり

    JUDY AND MARYのファンでした。私がはじめて買ったアルバムはJUDY AND MARY『POP LIFE』。佐久間正英プロデュース作。 JUDY AND MARY解散後のメンバーの動きには疎い私。はじめて買ったアルバム『POP LIFE』のとき、私は小学生。それからいろんな音楽を知りました(と言っても、せまい範囲中心にですが)。 YUKIは2002年2月6日にソロで初めてのシングル『the end of shite』を出し、それからひと月ちょっと後の3月27日にアルバム『PRISMIC』を出します。スピッツやクラムボンのミト、亀田誠治ほかが関わってつくられたアルバム。このあたりのYUKIのソロキャリアのはじまりについて、ジュディマリファンの小学生だったあの頃から20年以上経ったいま、ようやく知り始めています。 『歓びの種』(2005)というYUKIの曲がいいなと思っていました。ふ

    YUKI『歓びの種』 時と生活の交わり
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    bandshijin 2020/10/19
    感動のYUKIの名曲『歓びの種』。作詞・YUKI、作曲・蔦谷好位置、編曲・島田昌典。いろんな人と携わったり共作したりして送り出される彼女のキャリア、また関わった人のそれ、いずれも私の世界を広げてくれます。
  • 沈没家族とMONO NO AWARE

    私には、素敵な映画を耳打ちしてくれる友人知人がいる。きのう教えてもらったのが『沈没家族』(2018)。 武蔵大学の学生だった監督・加納土の卒業制作で生まれた作品の劇場公開版。 いま、ポレポレ東中野で観られるそう(※執筆時:2020年10月)。2019年・今年(2020年)と上映を重ねて来た様子。映画の舞台も東中野なので「里帰り上映」と銘うたれていた。 シングルマザー(監督の母、加納穂子)がはじめた共同保育で育った、監督の加納土。その共同保育(と共同生活)の取り組みにつけられた名前が「沈没家族」。 成長した監督が、当時をともに過ごした人を追う。母、父をめぐる。取材する。そういう内容の映画だ。 MONO NO AWAREの『A・I・A・O・U』。 浮遊感。歌詞の乗せ方。リフレイン。ありふれた手触りの語彙を繰った、ただならぬフックのポップ感。 エレクトリック・ピアノの音、ドラムス。まろみのある音

    沈没家族とMONO NO AWARE
    bandshijin
    bandshijin 2020/09/30
    彼らは出会った音楽のいいところをとりいれて「MONO NO AWARE」としてユニークに新しくてどこかなつかしい音楽を表現する。センス高いなぁと思う。玉置と加藤が八丈島出身というパーソナリティも面白いし、稀有だと思う
  • サカナクション『新宝島』 作為のおかしみ

    よれたアナログっぽいシンセ。ゆるくからだを揺らすメンバー。意味ありげなカメラワーク、ひいて、戻って、ひいて。ひな壇の上でしばらく身体をゆすって振り付けを演じたメンバー。階段を降りてフロアへ。チアと交差して前へ。 2メロ。ヨリでチアのボンボンが顔にかぶるカットが挿入される(かぶり具合がちょっと可笑しい)。2サビでメンバーの個性が反映された別録りのソロカット。終わりに何かのCM?でみたことのあるみたいな集合カット。2サビ終わって間奏へ。 メンバーはちょこちょことバックステップ。チアがフロアに搬入する巨大な黒い立体に隠れる。「ナナメに差したスポットライト」風の絵(図形?)が描いてある。表を向くとバンドセット。アツいギターソロをややぞんざいに(?)扱っているところがおもしろみ。ワンカット風でうまくつながっている(もしくは画面カットが入っているけど実際には1発録りで決めた映像なのか)。 チアに囲まれ

    サカナクション『新宝島』 作為のおかしみ
    bandshijin
    bandshijin 2020/09/06
    サカナクションのおかしみは更新されていく期待。それをも裏切っていきそうな、まだまだ何かあるかんじ。新宝島MVから色々思う。
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