サニーデイ・サービスが通算9枚目のオリジナルアルバム「Sunny」をリリースした。2008年の再結成後、マイペースで活動を続ける彼らが4年半ぶりに完成させた新作は、みずみずしい“サニーデイサウンド”に満ちた意欲作。この作品の成り立ちとバンドの魅力について、メンバー3人に話を聞いた。 取材・文 / 大山卓也 撮影 / 佐藤類 サニーデイ・サービス=実家 ──2008年夏の「RISING SUN ROCK FESTIVAL」で再結成してから、早いものでもう6年ですね。 曽我部恵一(Vo, G) そっか、もうそんなに。 ──今のサニーデイ・サービスは3人にとってどういう位置付けなんですか? 田中貴(B) やっぱりここがメインだと思ってます。動かない間にいろいろほかの活動もやってますけど。 丸山晴茂(Dr) ラーメンとか? 田中 まあラーメンも若干仕事にはなってるけどね(笑)。まあでもほかのバンド