ブックマーク / www.s-locarno.com (10)

  • 定番教材との付き合い方―安心・安定かマンネリか? - ならずものになろう

    今年もそろそろ定番教材の季節です。 高校一年生であれば「羅生門」、高校二年生であれば「山月記」が教科書の配列的に出てくるのがこの時期です。 自分もこれから「山月記」を扱わなければいけないなぁと思っているところです。 いわゆる「定番教材」と呼ばれるものですが、毎回、自分はこの定番教材に苦心しています。 定番教材って難しくありませんか…? 定番教材の好き嫌い 自分は正直、定番教材の扱いは苦手だ。 どうしても「先行研究」の多さに目がくらんで右往左往しているうちに、授業が過ぎていってしまう感じがある。どうせ授業でやるのであれば、できるだけよいものを生徒に手渡したいという気持ちがあると、先行研究の多さに立ちくらみが……。 だからといって、先行研究を見ないふりして自分のオリジナルを繰り出してしまうほど、勇敢な態度にはなれない臆病者なのですよ…。 でも、逆に言えば定番教材については「王道」「邪道」「寄り

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  • 最近の電子辞書はすごいなぁ… - ならずものになろう

    今年度、新しく電子辞書を買い換えました。 カシオ 電子辞書 エクスワード 高校生・上位モデル(ホワイト)【2017年 春モデル】 XD-G4900-WE 出版社/メーカー: カシオ メディア: オフィス用品 この商品を含むブログを見る 当はイタリア語辞典があるものがよかったのだけど、使用頻度が低いこともあるので妥協。今まで使っていた電子辞書は大学入学の時に買ったものなのでちょっと古い。 生徒の持っている電子辞書がかなり高性能なのに感心していたので、隙あらば買おうと思っていたけどチャンスがなかったが、今年に一念発起して購入を決意。 使い始めてみたけど昔とは全然違って非常に便利なのですね。 定番用語集まで入っているのね なによりもすごいなぁ…と思うのが、値段はほぼ据え置きなのに収録されているコンテンツの数が大幅増していることだ。 昔の電子辞書は国語、英和、和英、百科事典が一つずつくらいなもの

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  • 【書評】人工知能は世界を変えるか。教育を変えるか? - ならずものになろう

    GW前半戦。とりあえず、書店に出かけて行って不安は読まないようなを買い込んでみる。 今回は最近話題のAIについてのを書店のおススメに従って買ってみた。今までAI関係で読んだのは以下の二冊のみ。 人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの (角川EPUB選書) 作者: 松尾豊 出版社/メーカー: KADOKAWA/中経出版 発売日: 2015/03/11 メディア: 単行 この商品を含むブログ (35件) を見る AIの衝撃 人工知能は人類の敵か (講談社現代新書) 作者: 小林雅一 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2015/03/19 メディア: 新書 この商品を含むブログ (16件) を見る だから今回紹介するも内容として正しいかどうかは分からないのだけど、話として面白かったので二冊ほど紹介する。 聖書と重ねてAIを語る 一冊目はAI歴史とこれからを語る一

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  • 【書籍紹介】平原卓『読まずに死ねない哲学名著50冊』は現代文のお供に? - ならずものになろう

    あっという間に休みが消えた…。 読まずに死ねない哲学名著50冊 (フォレスト2545新書) 作者: 平原卓,横槍メンゴ 出版社/メーカー: フォレスト出版 発売日: 2016/03/06 メディア: 新書 この商品を含むブログ (4件) を見る 表紙買いしたこの一冊をご紹介。 西洋哲学をコンパクトに紹介 生徒の興味を引けるはないかなぁ…という観点で週末は屋で表紙買いをしているのですが、このもその一冊。 入口のハードルが低くて、それなりに楽しく読んでもらえるようなを探すのだけど、やっぱりそういうを見つけるのは難しい。意外とビジネス向けのにそういうがあったりもするのは面白いところ。 s-locarno.hatenablog.com このはべつにビジネス向きというようなものではないけど、一般向けに平易に内容をまとめて紹介してくれている一冊だ。著者も1986年生まれと若いことも心理

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  • 「アクティブ・ラーニング」を議論するのは疲れる - ならずものになろう

    新年度が始まるということもあって、またアクティブ・ラーニングという言葉を巡って議論が盛り上がっている印象があります。 個人的には「言葉遊びはもういいよ…」という気分もあるのですが、Amazonでアクティブ・ラーニングを調べてみると、とてつもない量のが発売されていることもあり、あまり無視できないのも事実です。 s-locarno.hatenablog.com こんな記事を書いたのは半年前ですが、その時とはそもそも発売されているの冊数が違いすぎます(…が、上のリストに付け加えるようなは出てない気もするけど)。 そのアクティブ・ラーニングという語を巡って議論が起こることについて少し思うことがあるのです…。 そもそも思いつくような議論はもう議論されている 大前提として、素人が思いつきで反論できるようなことは、専門家や実践者によって既に随分議論はされていると言っていい。例えば、このブログでも何

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  • 生徒は授業に何を求めている? - ならずものになろう

    学期初めにこれまでの振り返りとこれからの展望を生徒にアンケートしている。 その中で「どんな授業をやりたいですか。どんな授業を望みますか」という項目を書いてもらっている。まあ、記名式のアンケートなので半分くらいはお世辞と考えて読んでいるけど、たまに面白い意見もある。 特徴的な意見をちょっとざっくりとまとめて紹介します。 案外、を読む時間が欲しい? リーディング・ワークショップをやることは二学期から予告していたということもあるけど、「自由にを読む時間が欲しい」という意見は思ったよりも多かった。 を読む時間が欲しい… 図書室で授業してほしい 色々なを調べながら自由に意見を書きたい 失礼な話だけど「え、この子がを読むの?」と思うような普段の生活をしている生徒も図書室を使いたいということを書いてきている。 逆に言えば、普段の生活でを読むということの優先度が低いからこそ、授業で時間を作って

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  • 本をたくさん読みたい?それともゆっくり読みたい? - ならずものになろう

    昨日に引き続き、の読みかたに関する覚書。 www.s-locarno.com 今日からリーディング・ワークショップを週に一度のペースで始めたのですが、生徒の読書の様子を見ていると気づいたことがある。 それは当たり前のことかもしれないが、を読むスピードが個人によって大きく異なるということだ。しかも、それは普段、問題演習でのスピードとは無関係であるように見える。 を読むスピードは、速ければ早いほどたくさんを読めるからよいことのように思える。自分は決してを読む速度は速くないので、どんなに頑張っても一日二桁までは届かない。院生時代にも論文を読むのが苦手でかなり苦労したわけで…。 まあ、色々な人にとって悩みの種であるを読むスピードに関して対極にある二冊のから考えてみましょう。 読むのが得意でないからこそ早く読む!? まずは昨日もちょっと触れたこちらの。 遅読家のための読書術――情報洪

    本をたくさん読みたい?それともゆっくり読みたい? - ならずものになろう
  • 国語の教員だってライトノベルが好き。 - ならずものになろう

    明日から入試業務や授業初めと忙しくなるので、頭を使わないで趣味読書。 せっかくなのでコーヒー屋でブランチをしながらの読書。 軽めの読書が好きです 実は自分は最近の流行作家ってあまり得意ではない。 名前を出すのは憚られるので書かないけど映画化されたりアニメ化されたりするような小説ってライトノベルではなくて一般小説だとほんと、あまり楽しく読めない。 端的に言えば、芥川賞とか直木賞とかの小説が読めないのです(国語の先生にあるまじき発言かもしれない…?)。 極端な話、村上春樹よりも高畑京一郎の方が好きですし、司馬遼太郎よりも水野良の方が好きです。いや……だって、今読んでも「クリスクロス」とか「タイム・リープ あしたはきのう」とかできよいですよね。 クリス・クロス―混沌の魔王 (電撃文庫 (0152)) タイム・リープ<上> あしたはきのう<タイム・リープ> (電撃文庫) 絶対、司馬遼太郎よりもロ

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  • 読書の記録をどうしよう? - ならずものになろう

    "Reading Zone"をほぼ読み終えて、三学期の授業を考えています。 The Reading Zone: How to Help Kids Become Passionate, Skilled, Habitual, Critical Readers 作者: Nancie Atwell,Ann Atwell Merkel 出版社/メーカー: Scholastic Prof Book Div 発売日: 2016/11/16 メディア: ペーパーバック この商品を含むブログ (1件) を見る 影響されやすいもので、一冊読んで思ったのは「やっぱりリーディングワークショップやるしかないな!」ということです。まあ、当初から考えていたことではあるので何とか時間はとれる感じです。といっても、週に一回の全7回くらいなものですが…。 ただ、やるからには「読書の技」を見せていきたいなぁという思いもある。

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  • 新年は一年の計を立てる? 100の目標のススメ - ならずものになろう

    新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 今日からまた365日なんとか生きていこうと思います。 早速、新年なので一年の目標を立てて生きていこうと思っていますが、そんな時に個人的に毎年やっていることとを紹介します。 手帳に目標を100個書き出そう 新年の一番最初にやることは取り合えずやるのが「今年やりたいことを100個書き出す」ということだ。 今までは手帳の余白のページに適当にやっていたのだけど、今年から「ほぼ日手帳カズン」には「やりたいことリスト」が付いたので、そちらにやっています。 また、ほぼ日手帳でなくても、ほぼ日手帳のサイトであるダウンロードシティからリストのテンプレートをダウンロードできます。 www.1101.com とりあえず、勢いよく、やりたいことを書き出す。ひたすら書き出す。 100という数字をこなすことに意味がある。 100は多い?少ない? 果たし

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