STAP細胞の真偽をめぐる騒動で、理化学研究所の小保方晴子ユニットリーダーの共同執筆者である大和雅之・東京女子医科大学教授の上司が取締役を務めるベンチャー企業の株価が、英科学誌『ネイチャー』電子版がその存在をトップ記事で載せたあと、急上昇していたことがわかった。株価は、STAP細胞への疑義が浮上した後は徐々に下降している。ある関係筋は「STAP細胞の記事を出すことで株価をつりあげ、その後、売り抜けたのではないか」と指摘している。 STAP細胞が『ネイチャー』に掲載されたのは1月29日。その後、バイオ系ベンチャー企業の(株)セルシード(長谷川幸雄代表取締役、本社東京)の株価は急上昇し、31日には年初来高値の2400円をつけていた。 注目すべきはSTAP細胞に使われた細胞シートがセルシード社製である点と、その制作者である大和氏の上司、岡野光夫・東京女子医科大学先端生命医科学研究所所長が、セルシ