セブン&アイ・ホールディングス傘下のセブン銀行は6日、米国大手の現金自動預払機(ATM)運営会社を約100億円で10月に買収すると発表した。ATM運営事業で世界最大の米国市場に進出、手数料収入を安定的に稼ぐビジネスモデルを拡大する。 全米のスーパーなどに約2500台のATMを展開するFCTI(カリフォルニア州)の全株式を、米投資会社から取得する。FCTIの2011年度の売上高は約33億円。 セブン銀行は、グループのセブン-イレブンなどに1万7千台超のATMを設置し、利用手数料を主な収益源としている。米国は、ATMの設置台数が日本の2倍以上の40万台に上るとされる。