シン・プロビジョニングは、実際に登録されている物理容量にかかわらず、仮想的に利用可能な容量を設定できます。例えば、実際に50TBのディスクドライブを用意しなくても、50TBのボリュームを設定して運用することが可能です。OSやアプリケーションも50TBのボリュームとして認識されます。また、ボリュームに物理ディスクを割り当てるタイミングはストレージ製品によって異なりますが、あらかじめ余裕を見て割り当て量を確保するタイプ(図1)と、物理リソースの記憶領域を動的に割り当てるタイプ(図2)の大きく2つに大別できます。 シン・プロビジョニングのメリットを(図2)で説明すると、新システムの稼働時は、10TBで運用し、実データ量が増えてきたら物理ディスクを追加し対応していくため、キャパシティ・プランニング(容量設計)を不要とし、ストレージのリソースにおける利用効率の向上や最適化が図れます。 シン・プロビジ
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