出典:日経SYSTEMS 2014年5月 pp.56-63 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります) フラッシュメモリーを全面搭載した「フラッシュストレージ」。新興ベンダーに加え、大手ベンダーの製品も出そろった。HDDとは桁違いの高速性を生かす仕組みと、寿命を延ばす仕組みを紹介する。 フラッシュメモリーを全面的に採用したストレージ「フラッシュストレージ」の新製品が2013年から相次いで登場している。米Fusion-io、米Violin Memory、米Pure Storageといった新興ベンダーが先行していたが、米EMC、米HP、米IBM、米NetApp、米Dell、日立製作所といった大手ベンダーが次々と発売。バリエーションが広がった。 ランダムアクセスを高速化 フラッシュストレージの特徴は、ランダムアクセスがハードディスクドライブ(HDD)のストレージと比べて桁