患者さんが逮捕された! ある日、CRCさんから緊迫した内容のお電話がありました。 「逮捕されたんです!どうしましょう!?」 え?誰が?あなたが? 面食らいましたが、落ち着いてもらってからよくよくお話を聞いてみると、 治験に組み入れた患者さんが逮捕されたとのことでした。 さて、騒いでも始まりません。 このケースでまず考えなければならないことは、この患者さんの安全性です。 薬というのは「一度飲んだら、はいおしまい!」というものだけではなく、通常は服用を継続する必要があります。 また急にやめると離脱症状が生じたり、原疾患の悪化を招く恐れもあります。 ましてや治験薬です。 中止した際の安全性に関するデータは不足しています。 そもそもプラセボなのかもしれません。 中止するならするで、色々と安全性を確認する検査が必要になります。 追跡調査も必要です。 治験としてもできれば無駄にしたくはありません。 こ
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