日本スポーツ振興センターによる09年度の助成財源額が過去最高の127億円になることが明らかになった。08年度が約15億円だったから、8.5倍ものアップである。 同センターはその名の通り、スポーツ振興のための財源を確保し、管理、運用、助成を行っている。助成金の区分は3つ。スポーツ振興くじtotoによる助成、totoや政府の出資、民間からの寄付を財源にしたスポーツ振興基金による助成、国からの交付金を財源にした競技強化支援事業の助成だ。 こうした助成金は各競技団体の競技普及や地域のスポーツ環境整備、選手の育成や強化などに振り分けられる。その額が増えるということは、日本のスポーツ環境がよくなり、多くの人がスポーツを楽しめるようになることはもちろん、さまざまな競技の活性化につながる。オリンピックなどの国際大会で活躍する選手も生まれやすくなるだろう。スポーツ界にとっては大変いいことである。 この