◇知事「JRが廃止したい」/JR西「廃線はあり得ない」 7月の大雨で運行を休止しているJR美祢線について、二井関成知事は11日の定例記者会見で「JR西日本が廃止したい路線と位置付けている」と述べた。JR側は「廃線は考えていない」としており、食い違いをみせている。 二井知事は、西村亘副知事が6日に早期復旧を要望した際、西川直輝・JR西日本副社長が「美祢線は利用状況が少ないため、廃止したい路線と位置付けている」と発言したと説明。その上で「(廃止を免れるため)利用促進に本気で取り組まないといけない」と述べ、美祢、長門、山陽小野田の3市などと利用促進組織を設ける考えを示した。 一方、同社広報部は「廃線はあり得ない。副知事との面会でもあくまで復旧が前提だった。どうしてそういう発言になるのだろうか」と不信感を募らせた。県観光交流局は「知事が言ったこと以上は分からない」としている。 県によると、美祢線の