無許可営業が続いていた神戸市交通局中央営業所の「喫茶ぬのびき」=神戸市中央区 神戸市交通局職員でつくる「神戸交通労働組合」が過去19年間にわたり、庁舎にあたる市バス営業所内で、市の許可なく職員向けの喫茶店を営業していたことがわかった。市は無許可営業を把握しながら黙認し、光熱水費の徴収もしていなかった。労組は保健所の営業許可も取得していなかったという。 無許可営業が続いていたのは、神戸市中央区の中央営業所にある「喫茶ぬのびき」。2階の職員休憩室内に8席分のカウンターを構え、コーヒーや紅茶(各150円)のほか、キムチ焼きめし(300円)、牛丼(350円)、焼き肉定食(480円)など約20種類を販売。労組が雇ったパート従業員2人がコンロやレンジで調理にあたっている。 労組や市によると、1993年の営業所開設当時から、労組が職員の福利厚生を掲げて運営。当初はコーヒーやモーニングセットだけだっ