「学校保健統計調査」は明治時代から行われている。これだけ長い期間の統計データが残っているのは、世界でも日本くらいなんだそう。ちなみに、一般的に17歳以上は身長がほとんど伸びないため、17歳の数値は成人男性の平均身長と同等と考えるという 通勤電車のなかでふと「最近、若手ビジネスマンの身長が低い…?」と思った。これって気のせい? 人間の成長に詳しい日本子ども家庭総合研究所・所長の衛藤隆さんに聞いた。 「2000年代に入って平均身長に変化は見られないので、気のせいだと思います。文部科学省が出している学校保健統計調査のデータでは、ここ20年の17歳男子の平均身長は170.7~170.9cmで推移しています。だから、低くなっているとは言い難いですね」 やっぱり気のせいか…。 「ただ、低くなったと感じられる理由もひとつ考えられます。それは、ここ30年ほど、男性の平均身長の伸びが止まっているという
中国・北京(Beijing)の研究所で撮影された実験用のネズミ(2006年5月26日撮影、資料写真)。(c)AFP/Peter PARKS 【6月30日 AFP】最新の「過冷却」技術を用いて、ラットの肝臓の虚血許容時間(臓器摘出から移植までに許される時間)を以前の3倍に延長したとの研究論文が、29日の英医学誌「ネイチャー・メディスン(Nature Medicine)」に掲載された。人間の移植用臓器不足の緩和に向けた期待を高める成果だという。 米マサチューセッツ総合病院(Massachusetts General Hospital)医用工学センター(Center for Engineering in Medicine)などの研究チームが開発したこの新手法では、酸素と栄養素を大量に送り込んだ肝臓を、凍結防止剤を含む溶液中に保存した状態で冷却する。肝臓は0度未満の温度でも凍らず、細胞の損傷が起こ
理化学研究所は6月30日、STAP細胞が存在するかどうかの検証実験に、小保方(おぼかた)晴子研究ユニットリーダー(30)を参加させると発表した。期間は、今日1日から11月30日までの5カ月。研究者生命をかけた最後のチャンスを前に、小保方氏は「存在を実証するため最大限の努力をしたい」とコメントした。一方、英科学誌ネイチャーは週内にも、STAP細胞に関する2本の論文を撤回する。研究成果の根拠は、一足先に白紙となる。 小保方氏は発生・再生科学総合研究センター(神戸市)で検証に参加し、ネイチャーの論文に記載した方法で再現実験を試みる。相沢慎一・実験総括責任者、論文の共著者の1人でもある丹羽仁史・研究実施責任者が指揮監督に当たる。理研は、「STAP現象の検証実験を行うことにはさまざまな見解があるが、科学的事実を明らかにするため」と理由を説明した。 実験の様子は監視カメラで記録。研究室や実験装置には鍵
「医師や看護師が常駐」とうたった大阪市北区の高齢者向け賃貸マンションの元入居者の男女5人が、マンション側から介護放棄されたなどとして、マンション経営会社や併設の医療法人などを相手に計約3千万円の損害賠償を求める訴えを大阪地裁に起こした。 訴状などによると、マンションは診療所や訪問介護事業所を併設する「ドクターズマンション天六苑」。要介護認定を受けた原則65歳以上の高齢者を入居対象とし、2007年6月に開設した。5人は60~90代で生活保護を受けており、08~12年に入居した。 5人はいずれも寝たきり状態だったが、事業所が提供するはずだった入浴や胃ろうチューブの交換などの介護をほとんど受けられず、床ずれができたり脱水症状や腎炎を起こしたりしたという。また5人の銀行口座から賃料や共益費以外に計約1800万円が引き出されて使途不明になっているといい、慰謝料や預金の返還を求めている。 天六苑をめぐ
2014年6月20日に東京渋谷で、ロボットやアンドロイドの研究で著名な石黒浩大阪大学特別教授の「特別講義」が行われた。実際にアンドロイドの制作を行っているメーカーの責任者や、3D CGによる人体デザイナーも交えて、アンドロイドの値段から「人間とはなにか」という哲学的な考察に至るまで、幅広い領域の話題が繰り広げられた。 このイベントは、Perfumeなど芸能人の3Dスキャンや、3Dプリンタの活用など3Dテクノロジーの分野で知られる株式会社ケイズデザインラボが「3D道場(人体3Dデッサン講座)」というセミナーの初回特別イベントとして開催した。 石黒氏は、人間そっくりなロボット=アンドロイドの研究者として世界的に著名なだけでなく、企業やアーティストとのコラボレーションを積極的に行って世間の耳目を集めてきた。 石黒氏が自分そっくりの遠隔操作可能なアンドロイド=ジェミノイドを作って、自分の代わりに会
フランスのレ・ゼイジー・ド・タヤック(Eyzies-de-Tayac)にある先史博物館に展示されたネアンデルタール(Neanderthal)人の再現模型(2004年7月19日撮影、資料写真)。(c)AFP/PATRICK BERNARD 【6月30日 AFP】ネアンデルタール人(Neanderthal)が肉だけでなく野菜も食べていたことが、スペインで発見されたネアンデルタール人の排せつ物の分析で分かったとの研究が25日、米オンライン科学誌プロスワン(PLOS ONE)に掲載された。 研究に用いられた排せつ物は、ネアンデルタール人が約4万5000~6万年前に暮らしていたとされるスペインの発掘現場「El Salt」で発見された。これまでに見つかっているネアンデルタール人の排せつ物としては最古のもので、ネアンデルタール人の食べていた物を特定するために初めて分析が行われた。 研究チームは、米マサチ
目に見えるレベルの大きさの物体をテレポートする新たな方法を開発したと、国立情報学研究所とロシア科学アカデミーの研究チームが6月30日発表した。新たな「もつれ状態」を見つけることで、数千以上という原子のテレポーテーションが可能なことを証明したという。 テレポーテーションは「ある物体(正確には物体の量子状態)を、情報を送信せず、1つの場所から別の場所に送る方法」。既に原子のテレポートには成功しているが、量子力学は微少な世界を司り、大きな物体では量子現象が観測しづらいため、人間など大型の物体のテレポーテーションはほぼ不可能だと考えられている。 テレポーテーションでは「量子もつれ」という量子力学的現象を利用し、離れた場所に量子状態を転送する。だが大きな物体の「もつれ」はできた瞬間に消えるため、テレポートは不可能だと考えられてきた。 研究チームは新たに「ボース・アインシュタイン凝縮体」という物質状態
STAP細胞が本当に存在するのかを確かめる再現実験について、理化学研究所は、論文の著者であり、STAP細胞の存在を主張している小保方晴子研究ユニットリーダーを、1日以降、参加させることを決めました。 STAP細胞の再現実験を巡っては、理化学研究所の外部の有識者で作る改革委員会が、熟練した研究者の監視のもとで小保方リーダーに行わせるよう求めていました。
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